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【リフレクションラウンドテーブル世界大会 リポート】1日目・10月5日 2016年10月13日

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はじめに

 2016年10月5日。毎年、カナダ、モントリオールで開催されてきたリフレクションラウンドテーブルの世界大会が日本で開催された。カナダ、オランダ、イギリス、ロシアから集まったパートナーと、日本において組織開発、人財開発に携わるビジネスマンが集いセッションはスタートした。
初日のテーマは、「東洋から学ぶ」というアジェンダで日本、日本人と、「内省と対話」について深めることを目的とした。ゲストして 藤田一照 曹洞宗国際センター所長、小野なぎさ 一般社団法人 森と未来 代表理事 ジョナサン・ゴスリング エクセター大学ビジネススクール リーダーシップ研究科名誉教授 が登壇し、ジェイフィールの小森谷浩志がファシリテーターを務めた。
カンファレンスはジェイフィール代表取締役高橋克徳より、「働く人たちを元気にし、子供たちが働くことに夢を持てる社会を作りたいという思いでこの会社を作った。その中核をなすのがこのリフレクションラウドテーブルだ」という言葉からスタートした。その後、4日間のプログラムについて、そこに「大きなストーリー」があることが説明された。今日は「内省と対話の本質とは何か」ということを、禅の思想に触れながら考える。明日は、世界中の実践者から学ぶ。明後日は、実際の導入企業に訪問し、最終日はNPO、NGOの皆さんと対話しながら、未来を拓くことにチャレンジしていきたい宣言された。


ゲストセッション

セッションはファシリテーターの小森谷から、「内省とは何か?」という問い掛けからスタートした。参加者が自分の考えをポストイットに書き出し、対話を行った。参加者は堰を切ったように対話を始め、会場の熱気が一気に高まった。
ゲストスピーカーの1人目として、藤田一照 曹洞宗国際センター所長が登壇した。「今日はここにいる自分に違和感がある。私は大学院を中退し、修行の身となり、社会の荒波から逃げてきた私が、社会の荒波にもまれている皆さんに何が届けられるのか?と思っています」という軽妙な自己紹介から話はスタートした。
藤田氏からは、アメリカの先進企業にマインドフルネスという考え方を広めた、ティック・ナント・ハーン氏が紹介された。マインドフルネスの本質とは、今何が起きているかをハッキリ知るということと解説され、より深く見る(deep looking)こと。そしてそこから、インター・ビーング(相互存在)、関係性を見出すことと解説した。リフレクトとは鏡に光が映るという意味で、頭を絞って何か考えだすのではなく、関係性も含めた全体の中から知恵が立ち上がってくるようなことと説明された。
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 そして、ハーン氏のもう一つの大事なコンセプトとして、コンパッション&ラビング・カインドネスという言葉が紹介された。インター・ビーングを見出し、そこに慈悲の心があると体が自然に動き出す。内側から立ち上がる行動で、そういうことを引き出すのが対話であるが、相互存在という考えや、慈悲の心がないと、人を操作するためのコミュニケーションになってしまうと説明された。

ゲストスピーカーの2人目として、小野なぎさ 一般社団法人 森と未来 代表理事が登壇した。森林というリソースを活用し、働く人の心の健康を作り出しているという自己紹介がなされた。実は日本の森林率は実はスウェーデンに続いて世界第2位で、とても緑に恵まれた国であると紹介された。我々人間は、空気を吸い、水を飲まなければ生きていけません。豊かな暮らしをしていくには、色々な製品を開発する前に、森を守らなければいと説明されました。
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IOTや人工知能など目まぐるしく社会は変化しているが、一方森は何億年もそのメカニズムは変化していない。変わるものと、変わらないもの。この両方を感じることが今、ビジネスパーソンには必要ではないかと締めくくった。

 ゲストスピーカーの3人目として、ジョナサン・ゴスリング エクセター大学ビジネススクール リーダーシップ研究科名誉教授が登壇した。まずは一つのストーリーを伝えたいとゴスリング教授がスタートした。それは、長い思考の旅路と意思決定の物語、と伝えられた。それは、亡くなった人間の魂が自分の人生について振り返ったのち、来世に何を望むかが書かれたカードを選択するという寓話でした。しかし、そのカードの裏には、それに伴う困難について書かれていた、というものでした。
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 我々は何かを選ぶとき、その寓話が伝えるように裏側に書かれていることについても慎重の触れる必要があるとゴスリング教授は続けた。リフレクトとはラテン語の語源は折りたたむという意味合いがあり、折りたたむとは、裏面が表面になるということと解説された。
何かを選択する時、何を求めているかから考えるのではなく、より自由な立場に立って選ぶこと。どうすべきかを考えるのではなく、どう考えているかを考える視座を持つ。それこそがリフレクションと締めくくった。


ゲストクロストーク

 クロストークでは、日本には折り紙という文化があるが、その思想性について藤田氏に質問が向けられた。藤田氏は折り紙とは、1枚の紙から何かを生み出すことで、我々の人生も1枚の紙のようなものだと伝えられた。1枚の紙だが、それを違う形にできる力がある人にとっては無限の可能性があると説明された。 DSCF9534.jpg
続いて、小野氏から森の中でのワークショップでは、感覚を研ぎ澄ますことをしていますが、内省の考えには、感覚を振り返るという要素は含まれるのでしょうかと質問が向けられた。藤田氏は、禅はアクティビティなので肉体感覚はとても重要と説明した。現代人は、ますます力仕事は機会に頼ることとなり、頭と目と指先で働いている。これが近代の特徴。我々現代人は目の前のことに追われる日々がますます増えている。自分の事ではなく、目の前の事。これが続くと、力を使って、強引に進めようとする傾向が高まる。これが習慣化されていくと、何者についても強引に進める傾向が強くなり、人生のテーマがバトルになる。人生がバトルになることが、悪循環と藤田氏が解説した。

セッション:禅とマネジメント

 続いてリフレクションラウンドテーブルテキスト、「禅とマネジメント」を全員で実践した。小森谷は、禅を強引にマネジメントに繫げる必要はないものの、グーグル、インテル、ナイキなどのグローバル企業が、マインドフルネス、瞑想に取り組んでいることに意味があるかも含め体験していきましょうとセッションはスタートした。
セッションでは、禅の主題について。宗教の類型。またスティーブ・ジョブズ(アップル創業者)、イボン・シュイナード(パタゴニア創業者)などの言葉が紹介された。 ここで参加者同士、禅とマネジメントについての考え、思いを交流した。引き続き、マインドフルネスについて共有した。特に近年ブームとなっているマインドフルネスと禅の違いについて解説された。何かの目的や効果性を意識して瞑想をするということ自体が禅的ではないと説明した。 この後、禅的な経験についてリフレクションを行い、グループディスカッションを行った。


座禅体験セッション

 本日、最後のアクティビティは藤田一照氏のレクチャーでイス座禅を全員で体験することになった。座禅に入る前に、パンディキュレイションについて説明された。これは意図的にあくびをすることで、同じようなアクティビティを、今年セールスフォース、フェイスブック、スターバックスで行ってきたが、勘違いが多いのは、集中力を高めるためにアクティビティを体験しようとしている。私が伝えるのは集中力を高める力ではなく、意図的に気を散らす力を身につける方法と伝え、全員でパンディキュレイションを体験したのち、5分間のイス座禅を体験した。
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おわりに

 最後、小森谷より本日の総括で締めくくられた。「内省と対話」が拓く未来について、東洋の思想から探求すると題し、禅、また森から考えてきました。ここで感じた事、立ち上がってきたことを大切にしていただければとおもいます。



2日目オープニングセッションのリポートはこちら

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