組織の一体感が希薄である、コミュニケーションが難しくなった、セルフコントロールできない人が増えている等と、仕事を進めるうえで困難な状況が増えてきています。
こういった現状を変えていくには、一人ひとりがまず自分を知り、他人を知ることが出発点となります。
特に組織をリードするマネジャーにとっては不可欠なことで、自分を見つめること、すなわち内省の習慣が大切です。しかし、ただ自分を見つめるというのは容易ではなく、自分の行動という事実をベースに振り返ることが有効です。
内省する時に重要なのは、次の2点です。
このプロセスは自分でも行えるのですが、より効果的に行う手段が対話です。
1対1でもよいのですが、自分が振り返った内容を開示することによって多くのフィードバックを得ることが可能になるので、できれば複数の人に投げかけることが望ましいと言えます。話し手は自分の内省のプロセスを開示し、それに対して聴き手は自分と対比しながら、問い返したりフィードバックを行ったりします。
このサイクルを繰り返していくことによって、自らの経験に学ぶ「経験学習」のサイクルが身についていきます。内省したことを日々の実践の中に活かすことによって、もう一段高いレベルの経験が生まれ、新たな内省が可能になります。
この時、内省がルーチン化することを避けるために、常に定期的に新たな刺激(視点)を外から呼び込んでくるしかけはとても大切で、これが限りない成長の原動力になります。