「週イチ・30分の習慣でよみがえる職場」の出版を記念して、『「出版記念セミナー」リフレクションラウンドテーブル体験会』を開催いたしました。
マネハプについて詳しくご紹介し、さらに書籍で紹介している2社からゲストスピーカーをお招きして、実際の取り組みについてお話していただきました。
ニチバン株式会社 管理本部 人財開発部 マネジャー 齋藤 一郎様
・リフレクションラウンドテーブル(以下RRT)を導入することでミドル層の横のつながりを作りたいと思って導入した。
・あるミドルが「悩むことに悩まなくなった」と言った。実はみんな悩んでいる。悩んでいいんだと思えるようになった。
・受講生の88%が「RRTは役に立っている」と言っている。特に傾聴力が身についたと言う人が90%となっている。
RRT卒業生による同窓会セッションでマネハプを行うと、みんな話したいことがありすぎて時間オーバーになるのが常だそう。
打ち合わせは頻繁にあるけれども、マネジメントについて話す機会がないという話は他社でもよく聞きます。
RRTをやってみると、マネジャーたちが実は話したいことをたくさん抱えていることがわかります。
最後には正直にこんなお話をしてくださいました。
「RRTがすごくうまくいっているとは言えないが、集まったときにアクセルを踏めばすぐにエンジンがかかる状態になっていると感じています。」
2013年にRRTを導入し、今は挑戦中だと言う齋藤さん。
来年100周年を迎えるにあたり、目指す姿になっていきたいという思いが感じられるお話でした。
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ 人材開発部 部長 白濱 三佐子様
・受講率と営業利益率が比例しているのは、何らかの因果関係があると考えている。(もちろん、これだけでうまくいっているのではなく様々な取り組みを行っています。)
・ある部門では、マネハプで感情を表現しやすいよう、マネハプシートにイラストを入れるなどの工夫をしている。
・「不平不満を口にするだけでなく、自分でできることは何かを模索するようになった」「マネハプ後はモチベーションがあがる」などの感想が寄せられている。
CO(コーチングアワセルブズの略。RRTはCOの日本名。富士通グループではCOの名称を使っている)を導入して10年になる同社では、マネジャーには2年目の必須研修としています。
また、卒業生が翌年のファシリテーターを務めて、継続的に受講生を増やしています。
日本で最初にCOを導入した富士通グループ。
白濱さんはご自身の変化についても語ってくださいました。
導入時からCOに携わってきて、「自分の思いを語れるようになった」「ポジティブ思考になった」と。
セミナーを終えて、お客様からはこのような声をいただきました。
・マネハプを体験して、新鮮な気持ちになった。
・「内省」は個人では意識していたが、組織におとすことが文化になり、活気につながると思えた。
・継続の大切さをあらためて感じた。マネハプでは楽しい気付きがあり、よい時間だった。
・どの会社も悪戦苦闘しているのだなと思った。
マネハプは体験すると「なるほど」と腹落ちするものです。
「この一週間で自分の中で引っかかっている出来事などを話してください」と言われると
最初はなかなか出てこない人がほとんど。
それは、せっかくの経験から大事なことを得られていないのかもしれません。
しかし、マネハプを続けていくと内省が習慣化して、
ひとつひとつの経験に意味を見出すようになります。
「経験からの学び」はマネジメントだけでなく、人生において大きな収穫。
ぜひ、ご自身の経験から学んでみてください。