ゞェむフィヌルは、良い感情の連鎖を起こすこずで
人ず組織の倉革を支揎するコンサルティング䌚瀟です
郚内総勢60名で取り組んだ『組織颚土改革』 郚の雰囲気が倉われば業瞟も倉わる
組織颚土改革ず売䞊増の䞡方を成し遂げた「関係革新」「仕事革新」「未来革新」ずは

ゞェむフィヌル2023.11.15

䌚瀟DATA


本瀟所圚地 東京郜江東区豊掲3-2-20 豊掲フロント
創業・蚭立 1969幎10月25日
代衚取締圹瀟長當麻 隆昭
埓業員数 15,328名2023幎3月31日珟圚 連結
事業内容 BPO 、ITハヌド・゜フト販売、ITマネゞメント、ITむンフラ構築、コンサルティング、システム開発、怜蚌サヌビス
URL https://www.scsk.jp

むンタビュヌむヌ

SCSK株匏䌚瀟 / 金融事業グルヌプ 金融システム第五事業本郚 èšŒåˆžã‚·ã‚¹ãƒ†ãƒ ç¬¬äž€éƒš
郚長芝野明生さん 副郚長歊藀賢さん 課長角田祐䞀さん 課長補䜐枅田和矎さん
赀叞久矎子さん(バディ)、神高由銙さん(バディ)、金山兞嗣さん(バディ)、笹田達雄さん、
倧塚真由矎さん、藪田優奈さん、望月倧暉さん
事務局高橋䞀仁さん、坂田真梚子さん


むンタビュアヌ

枡蟺朋子 / interview & writing
※今回はゞェむフィヌルの広報をお手䌝いいただいおいる倖郚スタッフの枡蟺さんにむンタビュヌしおもらい、倖郚の目線でレポヌトしおもらいたした。
 

党䜓抂芁

2020幎9月から玄3幎間にわたり、総勢60名の郚員党員で取り組んできたSCSK株匏䌚瀟 金融事業グルヌプ 金融システム第五事業本郚 蚌刞システム第䞀郚以䞋、蚌刞䞀郚ず衚蚘の「組織颚土改革」。その背景には長幎同じお客様を担圓し続けおいるが故の「慣れ」や、倚くの日本䌁業が抱えおいるメンバヌの高霢化などの課題がありたした。郚内は぀の課に分かれ、その䞋にチヌムが存圚、たた、チヌムを暪断しおのプロゞェクトが垞に倚数あるなど、耇雑な組織䜓制ず超倚忙なスケゞュヌルがメンバヌ同士のコミュニケヌションを垌薄にし、同僚に察する「無関心」や衚局䞊には衚れない「ギスギス感」も生たれおいたようです。

2020幎春、組織党䜓の閉塞的な雰囲気に危機感を持っおいた蚌刞䞀郚の高橋氏は、郚長である芝野氏に抜本的な「組織颚土の改革」を提案したす。高橋氏自身が盎前たで参加した半幎間に亘る瀟内のワヌクショップ研修で「内省ず察話」をベヌスずした「感情の亀流」が、人ず人ずの「関係性」に倧きく圱響するこずを䜓隓し、これこそが今の蚌刞䞀郚の組織圢成に必芁なこずだず実感したからです。そうしお始たった「組織颚土改革」の䞀倧プログラムは、最初「課長・課長補䜐、チヌムリヌダヌ・メンバヌ」の二局でスタヌト。郚党䜓を巻き蟌んで展開する䞭、新たに芋えおきた様々な課題を乗り越えるべく、2幎目は「チヌムリヌダヌ局を䞭心ずしたチヌムづくり」のプログラムを展開、さらに3幎目は「䞀人ひずりの成長促進」をテヌマに掻動するなど、詊行錯誀しながら取り組みを発展・継続させおきたした。結果ずしお、どの階局・職皮のメンバヌでも「組織が倉わった」「組織が良くなった」「働きやすくなった」ず実感し、「感情面」の向䞊があったこずに加え、売䞊増、残業枛ずいう「業瞟面」の向䞊もあったようです。

äžž3幎に枡り取組んできた「組織颚土改革」の倉化ず実感を、今回のプロゞェクトオヌナヌである蚌刞䞀郚の郚長、副郚長、事務局ず、実際に組織颚土改革のプログラムに参加した課長・課長補䜐、チヌムリヌダヌ、メンバヌの方々それぞれにむンタビュヌいたしたした。SCSK株匏䌚瀟がゞェむフィヌルずずもに行った組織颚土改革における「関係革新」「仕事革新」「未来革新」の秘蚣を解き明かしたす。




課題


蚌刞䞀郚長 芝野氏が感じた課題
2019幎4月、珟圚の蚌刞䞀郚郚長の芝野氏がこの郚の郚長ずしお着任した際、郚の雰囲気に危機感を芚えたず振り返りたす。玄20幎間同じお客様を担圓しおいるが故に、メンバヌ同士が特に䌚話をしなくおも仕事は進み、前䟋螏襲が圓たり前で新しいこずが生たれない環境であったそうです。そうしおメンバヌ同士の䌚話や笑顔が芋られない職堎に危機感をもちながら1幎が経過した頃、メンバヌの䞀人である高橋氏今回の「組織颚土改革」の事務局担圓から抜本的な「組織颚土改革」を実斜する提案を受けたす。高橋氏が参加した半幎間に亘る瀟内のワヌクショップ研修で「感情の亀流」が人ず人ずの関係性に倧きく関わる事を実感したず話すのを聞き、「チヌムずしお仕事をうたく回しおいくにはどうしたらいいか」ずいう以前からの悩みに察しお、「感情の亀流」こそが自郚眲に必芁なものだず感じられたそうです。

「高橋さんがあたりにも楜しそうに研修内容を語るのが印象的でした。あたりに熱く語り、䌁画案も䜜っおきたので私も今の自郚眲に必芁なプログラムだず思い、メンバヌには時間的な負担をかけるかもしれたせんがこのプログラムにかけおみようず思いたした。」芝野さん

郚長芝野明生さん

「たた、私は垞々、メンバヌ各々に違いはあれど、党員が掻躍できる環境を䜜りたいずいう垌望をもっおいたしお、その時に『誰も取り残さない』こずが倧切だずも考えおいたす。だからこそ、所属するチヌム、担圓する業務や圹割が党く異なる郚の仲間同士が、緩い䞀䜓感をもっお取り組める、そんなプログラムにできないかなずいう期埅を持ちたした。新人研修を共に過ごした同期が、あの時は蟛かったけど成長しおお楜しかったよねず思い出を語るような、あの緩い仲間感、リラックスした䌚話をメンバヌ党員の共通䜓隓ずしお䜜り出すこずも、このプログラムに盛り蟌んでほしいず䌝えたした。」芝野さん

60名圚籍する郚員党員にプログラムを実斜する芏暡感に、圓初事務局偎もプレッシャヌを感じおいたず蚀いたす。
「芝野郚長の掲げる『党員参加・誰も取り残さない』プログラムずいうのは事務局偎からするずかなりプレッシャヌではありたしたが、結果的には『党員参加』がよかったず思っおいたす。以前は、実際に仕事をしお関わるのは~人で、他のチヌムが䜕をしおいるのか知ろうずもしない人が倚かったように思えたす。そうなるずチヌムを超えお仕事をしなければならない状況の時に心理的なハヌドルは高く、チヌム暪断の仕事はうたく回っおいなかったようにも思えたす。」坂田さん


事務局坂田真梚子さん

バディサブリヌダヌチヌムリヌダヌの盞談圹が感じた課題
プロゞェクトが始たる前の課題感、郚の雰囲気をバディサブリヌダヌチヌムリヌダヌの盞談圹の方々は以䞋のように感じおいたようです。
「うちの郚は真面目なのかお人奜しなのか、仕事を抱えちゃう人が倚かったように思いたす。頌たれるず嫌ず蚀えないのず、あずは他の人がどんな仕事をどれだけ受け持っおいるかも分からないので、自分がやらなきゃいけないのかな・・っお思ったり。でも、䜕でも受け入れる状態っおそれが残業や䌑日出勀に぀ながったり、そしおそれが重なるず、やはり人間なんで『嫌だな・・』っお思う感情が衚に出お来ちゃったりしおたしたね。」金山さん

「そうですね。以前は特定の人に仕事が偏っおいたように思いたす。比范的仕事量に䜙裕がある人も『自分なんかがでしゃばっおも・・』ず、遠慮しおいた郚分もありたすし、そもそも同僚が今たでどんな仕事をしおきたのか知らないので人それぞれの埗手䞍埗手も分からずでした。郚内で色々な人ず話が出来る様になっお、埌から聞いおみるず本圓は苊手な事を心では泣きながら請け負ったりしおる人もいたようですね。」神高さん

「以前は郚や課の『ビゞョン』がなかったので、ひたすら案件をこなしおる『チヌム』ずいう印象が匷かったようにも思いたす。黙々ず目の前の仕事をこなす。課は単に属しおいるずころで、課ずしおのたずたりや圹割を考えたこずも感じたこずもなかったですし、仕事は個人の資質によるものが倧きかったようにも思いたす。」赀叞さん

それぞれの課の䞭にチヌムがあり、そのチヌムリヌダヌを支えるバディだからこそ、組織内でのコミュニケヌション䞍足から生じる様々な䞍穏感やギスギス感を客芳的に感じ取っおいたようです。3幎間の「組織颚土改革」プログラムを実斜し、「人ずなりを知るだけで、人ず話すだけでこんなにも組織の雰囲気が倉わり、働き方が倉わり、働くモチベヌションが倉わるのかず驚きたした。今埌、『あの幎間はいい幎間だったねぇ~。たた元に戻っちゃったね・・』ずならないようにこのたたの関係性を続けたいです」ず3人で笑いながらむンタビュヌを終えたのが印象的でした。


巊バディ赀叞久矎子さん、右バディ金山兞嗣さん
 

巊バディ神高由銙さん
 

仮説ず解決策


図の「簡易幎衚」をご芧いただくず分かる通り、2020幎9月「課長・課長補䜐」がPhase1の「心理的安党性」「マネハプ察話※」をスタヌトさせおから順次、チヌムリヌダヌ、メンバヌに順を远っお展開。その埌、実践する䞭で芋えおきた課題ず向き合いながら詊行錯誀を繰り返し、Phase3「自埋的キャリア開発個の成長」たで3幎間にわたり「組織颚土改革」プログラムは実斜されたした。
特にPhase1の郚分は2021幎の1幎目に党おの階局で「感情の亀流」や「内省ず察話」をテヌマにしたプログラムを軞に、「関係革新」、「仕事革新」、「未来革新」ずいう3ステップで行われたした。
「関係革新」では、マネゞメントやメンバヌ同士が、もっずフランクに、思いや考え、悩みなどを共有し合える関係を築くこずを目指したす。続く「仕事革新」では、組織の課題を掗い出し、改善点を考えおいただきたす。「関係革新」で築いた良奜な関係性が土台にあるこずで、本音で話をしやすくなり、より密に組織の課題改善に向けお取り組むこずができたす。こうしお、組織内の雰囲気や仕事ずの向き合い方がどんどん倉化する䞭で、10幎埌の未来に向けた組織づくりを考え、実践しおいく「未来革新」ぞず進んでいく流れです。

プログラムは3幎間に及びたしたが、成果は1幎目から実感したず芝野郚長は蚀いたす。
「1幎目で党員倉わりたしたね。拒吊反応を瀺した人やネガティブな人も倉わりたした。『察話っお必芁』ず思っおいた人も必芁だず思うようになったのか、いい意味での雑談も増えたしたし笑顔も増えたした。仕事の䌚話も『目的志向』になっおいったず思いたす。我々は『正しく動くシステムをどう䜜り䞊げるか』がミッションなので、どうしおも過去の成功事䟋をそのたた螏襲しがちです。぀たり、『これたでこうやっおいたから、リスクを䌎うこずはやらない』など自ら制限を蚭けおしたうのです。䞀方で、ネット蚌刞の台頭や最近で蚀えばNISAやiDeCoなど個人投資の増加など、䞖間やお客様はどんどん倉化しおいるわけで、我々のお客様である蚌刞䌚瀟もサヌビスやシステムがどんどん倉化しおいたす。そんな倉化に察応するには今たでず同じでは党然远い぀けず、誰も正解を持っおいないからこそ、『察話』をしながらの事業目的に沿った行動が倧切になっおきたす。そうした『目的志向』が1幎で随分ず身に着いたのではないかず感じたした。」芝野さん

又、2022幎4月から副郚長ずしお着任し、郚のビゞョンづくりに貢献した歊藀さんはビゞョン蚭定が郚員の意識改革に倧きな圱響を及がしたず蚀いたす。
「1幎目の2021幎に課のビゞョン、2幎目の2022幎に郚のビゞョンを぀くったのが倧きかったず思いたす。課のビゞョンは課長の思いを党面に出しおもらったビゞョンで、郚のビゞョンは䌚瀟の方向性、瀟䌚ずの関係性たで萜ずし蟌んだビゞョンを䜜りたした。蚌刞䞀郚の歎史を振り返り、『自分達の存圚意矩ずは』から問い盎したした。結果的に自分たちの事業範囲ずSCSKグルヌプの経営理念がリンクしたビゞョンずなり、郚のメンバヌずも腹萜ちするたで䜕床も『察話』したこずからメンバヌずの関係性も良くなったず思いたす。賛成、反察、本圓に色々な意芋が出たのは、前段で『関係革新』をやり、コミュニケヌションが取りやすい雰囲気だったからだず思いたす。いきなりビゞョンの話をしおも、以前の郚の雰囲気だったら受け入れおもらえなかったず思いたすね。」歊藀さん
 

副郚長歊藀賢さん

メンバヌの方々の実感
この3幎間のプログラムの䞭で特に印象に残り、組織圢成に圱響したのは「自分史共有・マネハプ察話」だったず日々の業務を支えるメンバヌの方々は䞀同に口をそろえお語っおくれたした。

「今も昔も銬車銬のように働く忙しさは倉わっおないけど効率が䞊がっおいるず感じたす。残業が枛っおいるのに売䞊が䞊がっおいるので、かなり効率はよくなっおいるのではないでしょうか。あずは圹割分担が出来る様になったずも思いたす。これはマネハプをやっおコミュニケヌションが増えたので、䞀人に仕事が集䞭するこずがなく、リヌダヌもうたく仕事を割り振れおいるのだず思いたす。」倧塚さん
「私は組織颚土改革がきっかけで課䌚でざっくばらんに話せるようになりたした。それは普段からメンバヌ同士でも話せる機䌚が増えたお陰だず思いたす。たた、人の発蚀を聞くずきも、その人が蚀っおいるこずの意図がより深く分かるようになったず思いたす。これたであたり知る機䌚がなかった、小孊校からの生い立ち、兄匟構成、将来なりたかったこずなど、『自分史共有』を通じおその人の䟡倀芳・信念など『認知フレヌム固定芳念』を認知するこずで、その方の発蚀の背景をより理解し、より玍埗感が増したす。」藪田さん
「チヌムリヌダヌがうたく段取りしお、人の個性埗手䞍埗手を芋おうたく割り振っおいるず思いたす。逆に自分に仕事を振っお来ないので寂しさを感じるこずもありたすけどね。笑でも、今は埌任を育おるずいう意味で、みんなにやっおもらっお質問があったら答えるずいうスタンスです。生産性は確実に䞊がっおきおいるず感じたすね。」笹田さん
 

巊メンバヌ笹田達雄さん、右メンバヌ倧塚真由矎さん


巊メンバヌ藪田優奈さん、右メンバヌ望月倧暉さん

Phase1の「マネハプ察話」の初回に、人生の様々な出来事の䞭でその時自分がどう感じ、どう察応したかを思い出しながらメンバヌ同士で話し合う機䌚である「自分史共有」があり、これで自らをさらけ出すこずが仲間からの共感を生み、今たで出来なかった深いコミュニケヌションが出来るこずをメンバヌの皆さんは実感したようです。又、Phase3の自埋的キャリア開発ワヌクショップが未来の話だけでなく、今の仕事にどう向き合うかのスタンスを考え盎させおくれたずのお話も頂きたした。「自分に幎霢の近い人や、逆に幎䞊の方のキャリアぞの考え方などを聞く機䌚があっお、人の話を聞く事によっお自分がやりたいこずぞの思いががんやりず芋えおきた気がしたす。やはり人ず察話をするこずで自分の意志や意芋がはっきりしおきたのが倧きいず思いたす。」望月さん「いいですね~。私が望月さんの幎代だったずきは『キャリア自埋』なんお蚀葉もなかったですし、自分がどうなりたい、䜕やりたいず考えたこずはなかったですよ。こうやっお望月さんや若い方の今埌なりたい姿、キャリアを聞く事はずおも刺激になりたした。以前は、定幎退職たでのカりントダりンだけを考えおいたしたが、せっかくここたで仕事しおきたので自分の存圚意矩、自分以倖の人にしおあげられるこずを充実させお爪痕を残したいず思うようになりたした。若い方は奜奇心旺盛でやる気があるので、䜕かしおあげたいず思うようになりたした。」笹田さん
20代の望月さんも50代の笹田さんもメンバヌ同士のコミュニケヌションが深たったこずで、今の仕事ぞの向き合い方も倉わっおきたずいいたす。
心理的安党性が高たり職堎で䜕でも蚀い合える環境であるが故に、未来を芋据えた今の動きが出来る様になっおいるようです。


成功のポむント


党おの階局で「組織は倉わった」ず実感できるほどメンバヌ同士のコミュニケヌション、メンバヌ個人の仕事ぞの関わり方が倉わった今回の「組織颚土改革」ですが、その背景には「メンバヌ党員、誰も取り残さない」ずいう固い決意ず、プログラムを進めながら状況に応じお倉化察応しおいく柔軟さ、などいく぀かの芁因があったず郚長の芝野さんは振り返りたす。「自分の経隓が浅かったころは、「仕事の出来ないダツは悪だ」くらいに思っおずっ぀きにくい嫌な奎だったず思いたす笑でも幎次を重ねおきお色々な人ず仕事をしおいくうちに、以前はすごいパフォヌマンスだった人が急に少しパフォヌマンスが萜ちるのを芋たりしお、なぜそうなったのかなず、原因を聞いおみるず、介護でプラむベヌトが倧倉だず䌺ったり・・。぀たり、人が30幎なり40幎なり長く働く䞭で色々なラむフパフォヌマンスがあっお、ある断面で取りこがすのはもったいない、ず思うようになったんです。だから、今、どんな状況の人も、その人が出来る範囲で最倧限のパフォヌマンスを発揮できる組織にしなければならない。その為には同僚ずのコミュニケヌションが本圓に重芁なんです。」芝野さん

そうした自身の䜓隓があったからこそ、「党員参加」のプログラムを郚長の匷い意志もあっお実珟できたようです。たずはお互いの理解を深め、関係性を築くこずを1幎目で重点的に行い、関係性の土台を぀くった䞊で2幎目はチヌムづくりに力を入れおいきたした。ここでチヌムを぀くる際、課長には課長補䜐がいたように、チヌムリヌダヌにはバディずいう盞談盞手を明確に蚭けるこずで、チヌムづくりの実効性が高たったず事務局の高橋さんは感じたようです。
「チヌムリヌダヌはある皋床業務の仕切りが出来たり、お客様ずも察峙するので安定感のある人が倚いのですが、チヌムリヌダヌに遞ばれたけど、チヌムビルディングっおどうするのず思っおいる人が倚いのも事実でした。仕事を進める䞊での最小でありながらも重芁な単䜍はチヌムですので、チヌムビルディングは重芁な業務になっおきたす。チヌムリヌダヌが孀独になっおしたっおはチヌムが回らないので、孀独さを理解し、チヌムを時には客芳芖し、リヌダヌの盞談盞手になるような存圚が必芁ずいうこずで「バディ」を付けたした。バディはリヌダヌ自らが遞んだので、盞談しやすい気ごころの知れたメンバヌがなっおいるようです。」高橋さん


事務局高橋䞀仁さん

又、課長は課長補䜐が付けられたこずによっお、課のマネゞメントスタむルに個性が出たず蚀いたす。圓事者では気が付かない事が補䜐圹ず察話するこずで気が付くこずが出来たからです。暪に寄り添う信頌できるパヌトナヌが出来たこずで、課長、チヌムリヌダヌの芖野は栌段に広がったず蚀いたす。さらに、チヌムづくりず同時に力を泚いだのが「ビゞョンの䜜成」でした。もちろんどの䌚瀟にも「ビゞョン」はありたすが、SCSKグルヌプの経営理念は「倢ある未来を、共に創る」ビゞョンは「2030幎 共創ITカンパニヌ」なかなか自分事化出来ないのが実情です。そこで、課長・課長補䜐を䞭心に課のビゞョン、歊藀氏を䞭心に郚のビゞョンを皆で぀くりあげるこずによっお「未来志向」のポゞティブな䌚話や行動が増えおきたず歊藀さんは振り返りたす。

「私が着任前に䜜られた課のビゞョンは、課長の思いが前面に出おいるこずもあり、あたりにもむンサむドのビゞョンだったので、もっず瀟䌚ずの぀ながりを感じるような倧きなビゞョンを持っおほしくお郚のビゞョンを䜜っおいきたした。」そうした郚のビゞョンも最初は売䞊目暙のようなものになっおしたい、党く共感しおもらえなかったず蚀いたす。「売䞊はもちろん倧事なのですが、䜕の為の事業なのか、䌚瀟の方向性、瀟䌚ずの関係性たで萜ずし蟌んだビゞョンを䜜りたした。蚌刞䞀郚の歎史を振り返り、『自分達の存圚意矩ずは』たで問い進めたした。䟋えば、蚌刞資産を保有するこずで将来に安心感を持ち幞せな人生を送るこずが出来る人がいるならば、そのシステムを支えおいる自分達は誰かの幞せの為、究極は人類のむノベヌションに圹立っおいるのではないかずいう結論にたで至りたした。そこから改めお自分たちの事業範囲ずSCSKグルヌプの経営理念ずリンクしたビゞョンを䜜り䞊げたのです。」歊藀さん

課長が実感した成功の芁因
圓初の売䞊目暙のビゞョンだけでは拒吊反応を起こすメンバヌも倚かったようですが、議論を深める事で、「売䞊を䞊げるのはお客様が期埅しおくれおいるから発泚しおくれる」、「売䞊を䞊げるのはお客様の期埅倀が高たっおいるので悪い事ではない」ず、思えるようになっおいったようです。ビゞョン蚭定の重芁性を課長の角田さんず課長補䜐の枅田さんは次のように語っおくれたした。「今たではビゞョンに觊れるこずが日垞業務の䞭でなかったですし、正盎SCSKのビゞョンは遠くお今の自分の仕事に萜ずし蟌むこずが難しかったです。しかし、課のビゞョンたで萜ずし蟌むこずで自分事化出来る様になり、自分が掻動する指針、拠り所ずするこずが出来るようになったず思いたす。それに、倉化は緩やかですが『未来を考える』り゚むトが倧きく倉わりたした。郚長、課長以倖のメンバヌ局たで、今だけでなく未来どうしおいこうかな・・ず考えるメンバヌが増えたように思えたす。それはビゞョンずいう共通の拠り所があるのが倧きな芁因だず思っおいたす。」角田さん

「確かに、これたでは今しか芋えおいない人が倚かったように思いたすね。ビゞョンができたこずで、今だけではなく、将来的にどうしたい、そのために自分は今これをしなければならない、ず時系列で建蚭的に考えるメンバヌが倚くなったように感じたす。又、キャリアプランに関しおもメンバヌずは『䜕幎埌に自分がどうなっおいたい』をベヌスにゎヌルに向かっおバックキャストで話せるようになっおきたした。」枅田さん


巊課長補䜐枅田和矎さん、右課長角田祐䞀さん

今回の「颚土改革」プログラムの䞭での「組織ビゞョンの䜜成」が、メンバヌの意識や行動の倉化をもたらすきっかけずなりたした。組織の存圚意矩やビゞョンず自分を重ねるこずで、珟圚の仕事の意矩や自分の将来を考えるこずに぀ながり、日々の業務も䞻䜓的に取組むこずが出来る様になっおいるようです。たた、共通の「目的・目暙」に向かっお建蚭的で前向きな議論が出来るような雰囲気も組織党䜓に醞成されおいるようです。

プログラム開始から玄3幎間に枡っお実斜された蚌刞䞀郚の「組織颚土改革」。
組織内での察話を増やし颚通しを良くするずころから始たり、最終的には組織のビゞョンに向かっお未来志向で考え、個人ずしおも成長しおいける組織ずなり぀぀ありたす。

むンタビュヌさせおいただいた方党員が、楜しそうにプログラムを振り返りながらお話ししお䞋さり、「もう絶察以前のような組織には戻りたくない」ず口を揃えおおっしゃっおいた姿が印象的でした。又、郚長、課長などの管理職だけでなくメンバヌの皆さんも「効率が䞊がった」「売䞊を向䞊させるこずができた」ず、ビゞネスむンパクトたで把握し、感情だけではない成果を実感しおいたようでした。

「組織颚土改革ずいう看板をあえお掲げおいるこずに、成果云々の前に、そういうこずに本気で取り組もうずしおいる組織なんだ、ずいう匷いメッセヌゞを感じたした。少なくずもリヌダヌ局は、組織のこずを考えおいる堎所なんだず思えたし、そういった思いを感じながら仕事ができるこずに安心もしたし、自分もその䞀郚になっおいくんだなずも感じたした。組織颚土改革ず蚌刞䞀郚の組織運営が䞀䜓になった感じがしお、すごくいいなず思いたした。」ず、今回むンタビュヌさせおいただいた䞭で最若手の望月さんが語っおくれたした。

「組織颚土改革」ずいう誰しもが身構えおしたいそうなテヌマに、真面目に面癜く取り組むこずで、メンバヌは安心感を芚えお、心理的安党性のある組織づくりにしっかり圹立っおいるのだず、皆さんのお話からたくさん感じ取るこずができたした。今埌、メンバヌが新しく入っおきおも自䞻的に「自分史共有」ず「マネハプ察話」を実斜するこずでコミュニケヌションを良くし、今ず同じ雰囲気、同じモチベヌションのたたの組織でいおくれるこずを願っおいたす。


担圓コンサルタント、山䞭より

幎間、組織颚土改革プログラムを䌎走させお頂く䞭で、改めお課長メンバヌたで様々な倉化を感じおいたす。
組織颚土改革がスタヌトした時「これで本圓に倉わるの絶察無理でしょ」ず思っおいた課長が、幎埌には「やればできるんですね。自分だけでなく、メンバヌも倉わっおきたした」ず語っおくれたのが、今でも印象に残っおいたす。

圓初は、倚くのメンバヌが「このたたでいいのかな・・」「自分䞀人が蚀っおも、どうせ倉わらない」「目の前のこずをこなせばいい・・」など、モダモダ感やあきらめ感を持っおいた状態で、倚くのメンバヌがプログラムに察しお半信半疑だったず思いたす。しかし、組織づくりに぀いお孊び、実践しながら、仲間ず内省ず察話を繰り返す䞭で、埐々に「自分達の組織をより良くしおいこう」ず自分事化する人たちが増えおいきたした。組織颚土は「そこで働く䞀人ひずりの意識ず行動」から醞成されたすが、 幎経った今では、この掻動が圓たり前のように定着しおおり、䞀人ひずりの発蚀や行動が倧きく倉わっおきたず感じおおりたす。


今回のプロセスを通じお改めお感じた「倉化を生み出すための鍵」が぀ありたす。
぀目は『関係性の土台を築く』こず。内省ず察話を通じお、盞互理解を深めるこずで、思っおいるこずを玠盎に発蚀できる、盞談できる、お互いを尊重する、サポヌトする関係が、倉化の土台になるず感じたした。
぀目は『䞀人ひずりが掻動を自分事化する』こず。お互いに気軜に話せる関係性を築くこずに加え、今の仕事でおかしいず思うこず、こうした方が良いず思うこずを出し合い、行動し、少しず぀成果を実感するこずです。そこで生たれた効力感が「自分達でも倉えられる」ずいう思いに぀ながり、曎なる䞻䜓性を生み出しおいきたす。加えお、組織の将来や自分の将来のこずを䞀人ではなく䞊叞や同僚ず察話を繰り返すこずで、組織をより良くしおいくこずの自分事化が少しず぀進み、組織党䜓で掻動が掚進されるように倉わっおいきたした。
぀目は『あきらめず、継続しお取り組む』こず。このような掻動は䞀過性で終わりがちですが、継続するこずの倧切さを改めお教えお頂きたした。圓たり前ですが、描いたプラン通りに進むわけではなく、様々な壁にぶ぀かっおきたした。その床に郚長・副郚長・事務局、時には課長局ずも盞談をしながら、詊行錯誀しながら乗り越えおきたした。これは、䞀人ひずりの思いが醞成されたこずはもちろんですが、「この組織を倉えたい」ずいう情熱を持ち、諊めずに色々な人を巻き蟌もうずする事務局の存圚が倧きかったず思いたす。

今埌はこれたで培った組織颚土を土台に、自分達で描いた幎のビゞョンの実珟に向けお、組織のメンバヌが䞀䜓ずなっお曎に掻動を掚進するフェヌズに入りたす。匕き続き、䞀緒に詊行錯誀しながら取り組みたいず思いたす。









こちらの事䟋に぀きたしお、
12月13日氎10:0011:30りェビナヌを開催したす。
お申蟌みはこちら




J.Feel Note - ゞェむフィヌルのオりンドメディア

Seminar

最新のセミナヌ

参加受付䞭
無料
オンラむン
りェビナヌ
単日開催
新・新人育成の思想ず方法
開催日皋2024幎6月20日(朚) 11:00-12:00

#むノベヌション

#次䞖代組織

#゚ンゲヌゞメント

#組織開発

参加受付䞭
無料
単日開催
日本䌁業は䜕を倉えるべきか 人的資本経営の根幹に「人本䞻矩」がありたすか
開催日皋2024幎7月3日氎13:00-17:00

#人的資本経営

#組織開発

#次䞖代組織

#マネゞャヌ

#゚ンゲヌゞメント

#組織感情

#キャリア

参加受付䞭
無料
単日開催
リフレクションラりンドテヌブル® 䜓隓䌚
開催日皋2024幎6月11日火13:30-16:30

#マネゞャヌ

#マネゞメント

#組織開発

#ミンツバヌグ