ジェイフィール2025.05.21
【2日目のハイライト】
現場での対話とコラボイベントで深まる「コミュニティ」の意味
5月21日(火)、2日目の午前は、フィル・レニール氏とともに、リフレクションラウンドテーブル®(RRT)を導入している企業を訪問しました。
現場での対話を通じて、日本のRRTと海外のCoaching Ourselves(CO)との違いや共通点を、フィル自身も深く実感したようです。その後、午後のイベントに備えて渋谷のジェイフィールオフィスへ移動。
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【午後の部:RRT×CO コラボイベント】
マネジメント力強化の鍵は『つながる力』にあり
~マネジャーコミュニティで育む、共創のマネジメント~
午後1時30分より、ジェイフィールのオフィス内コミュニティスペースにて、RRT×COのコラボイベントを開催しました。
ゲストにお迎えしたのは、三菱電機株式会社 先端技術総合研究所の新藤さん。10年間にわたるRRTの取り組みを、現場でのリアルな変化も交えながら振り返っていただきました。
リアルな数字に基づく結果報告は、参加者をうならせました。イノベーションを生むのは「土壌」なのか?「エコシステム」なのか?という鋭い質問も飛び出し参加者全体で考えを巡らせました。
また、フィル・レニール氏からは、北米の企業現場における状況や、分断が進む社会・組織の中で「コミュニティ」が果たす新たな役割について語っていただきました。
イベントの最後には、約30名の参加者とともに、「職場や組織が本当の意味で“コミュニティ”へと変わるには、私たちはどんな行動を取るべきか?」について、個人・グループでの対話を通して深めていきました。
「小さいコミュニティで始めてそれが少しずつ他に影響を与えていく。そしてそれが他のコミュニティをも巻き込んでいく」という話も出てきましたが、まさに今日の場でも、3人グループに分かれていた2グループが、一緒に対話を深めさせてくださいと誘って、一緒になって最後一緒に対話するということろもありました!隣のグループと話してみたい!なんだか面白そう!というまさにフィルが言っていたことがそのままそこで繰り広げられたのでした。
ミンツバーグ教授が提唱する「コミュニティシップ」を体感する、実りある時間となりました。
印象に残ったことは数多くありますが、「マネジメントは水泳のようなもの」「泳ぎ方理論を学んだだけでは泳げない。マネジメントも知識だけではできない。"practice"が重要なんだ!」というフィルの言葉は多くの参加者の共感を呼んでいましたし、特に興味深かったのは、「質問されたときすぐ答えるというのではなく、場に落として、みんなで"もやもや”する(笑)」先生と生徒のように、質問→すぐ回答 というわけではなく、頭の奥において、ずっと気に留めておくという妙に気づかせてもらいました。気に留めておく、そうすると、それは様々な広がりを見せ、一つの正解にとどまらない。こういった手法?も心に残りました。
笑いもあり、うなずきもあり、質問もあり、とてもlivelyな場となりました!
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明日はいよいよ、ヘンリー・ミンツバーグ教授 来日記念・特別セッションを開催します!