小森谷 浩志2026.01.09
幸福になりたい背景
幸福を語るとき、よく出てくる質問があります。
「どうやったら幸福になれますか」
この質問の背景には二つの前提があると思います。
①今の自分は幸福ではない(もっと幸福になれるはず)
②幸福になるための効率的な方法がきっとある
今がダメで、もっと良くならなくてはいけない、今は手にしていない幸福という外側にある憧れに意識が向いている状態です。
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「目的と手段」というパラダイム
幸福という「目的」に効率的に早く到達するために、有効な「手段」を探すという、「目的と手段」のパラダイム。私たちの世界は、当たり前のものとしてこのパラダイムに覆われているのではないでしょうか。学業成績、就職活動、結婚、子育て、地位や財産などはもちろんのこと、健康や芸術、幸福という内的で固有な世界にまで浸透しているように思えます。経済的な豊かさのための学び、出世のための人間関係、アンチエイジングのための食事、生産性向上のためのマインドフルネスなどなど、目的と手段がセットになっているのです。そのものを味わうとか楽しむということが置いてきぼりにされています。
「目的と手段」のパラダイムに覆われているというよりも、支配されている、毒されているという方が正確かも知れません。しかも、このパラダイムに居続ける限り、そこから抜け出ることはありません。なぜなら、もっと沢山、もっと大きく、もっと高くと、目的は肥大化し、そのための手段を追い求める「ラットレース」に、知らないうちに組み込まれてしまうからです。
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