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「人と組織の生き方を問い直そう」高橋克徳 連載コラム4
第4回 「働く」と「仕事」を問い直す

高橋 克徳2023.10.26

働いているのか、働かされているのか


あなたは、何のために働いていますか。
あなたは、なぜその仕事をしているのでしょうか。

そんなことを考える時間もないまま、日々の仕事に追われている人がほとんどではないかと思います。でも、コロナで働き方が変わり、仕事の仕方が変わる中で、こうした根本的な問いと向き合ってみた方も多いのではないでしょうか。

会社中心、仕事中心が当たり前だと育った世代からすると、
会社のため、顧客のために、与えられた自分の役割、仕事を、責任を持ってやり遂げることが働くということであり、その結果、会社の業績があれば、自分も報われる。与えられた責任をやり遂げることが仕事そのものだと考える人が多いと思います。
これ自体は、大切なことだと思います。

ところが、気づくと仕事はまさに「仕える事」になり、自分の意思や想いは消え、
やりがいも成長感も持てないまま、ただ働き続けている。そんな自分で良いのかと思いながらも、生活のためには働き続けるしかない。
自分の意思で「働いている」のではなく、誰かの意思で「働かされている」。

本当にこのままで良いのでしょうか。
仕事や働くということを、自分の手に取り戻す必要はないのでしょうか。

あなたにとって「しごと」は、仕事? 為事?


江戸時代までは、しごとは「為事」と書いたそうです。何かを為すこと。
この言葉には、自らの意思で何かを為すことという意味が込められていると思います。
さらに、勝手に付け加えるなら、「誰かの為に、何かを為すこと」。
つまり、誰かの幸せのために、自らの意思で何かをしようとすることが、
「しごと」の本来の意味なのだと思います。

「働く」も文字通り、単に「人が動く」と捉えるのか、「人の力を重ねる」と捉えるのか。本来は、一人で黙々と動き続けることではなく、いろんな人たちと力を重ね合わせ、自分一人ではできないことを、ともに成し遂げていくことなのではないかと思います。

自分は誰の幸せのために、何を為したいのか。
そのために、誰と一緒に、どう働きたいのか。

そんな問い直しをする中で、自分の人生の目的、自分らしい生き方が見えてくるのではないでしょうか。
そう考えて、思いを持って踏み出す人が増えていくことが、会社のあり方や行動原理を
変えていくことにつながっていくのではないでしょうか。

みんなで「仕事の意味」「働く意味」を問い直してみませんか


どうしたら仕事を自分たちの手に取り戻せるのでしょうか。
ぜひ、3つの対話をしてみてください。

最初の対話では、みんなの小さな仕事の中にある喜びを持ち寄ってみてください。
目の前の仕事をこなす中でも、ほっとする瞬間、やり切った充実感を得た瞬間、感謝されて嬉しかった瞬間、気づかれないちょっとした工夫・・・。そんなものをみんなで持ち寄ってみると、仕事の中にある小さなやりがいと意味が見えてきます。同時に、それぞれがどんな苦労と思いでこの仕事をしているのかも見えてくる。そこで感じたことを口にしてみてください。

次の対話は、自分たちの仕事の先にあるものを想像してみてください。自分たちの仕事が誰にどうつながり、それが顧客にどのような喜びを与えているのか。その人たちの生活や未来にどんな意味をもたらすのか。実際に、自分たちの先にある他部署の声や顧客の声を集めてくる、対話してみることができたら、さらに見えてくると思います。
どんな仕事も、誰かのために役立っている。仕える事ではなく、誰かのために何かを為しているのが為事(しごと)であるということをみんなで共有する。これが働く意味を取り戻すことになるのではないでしょうか。

ここまで来たら最後の対話は、自分たちの当たり前を問い直す。誰かの為に何かを為す。そのために一番大事なことは何かをみんなで考えてみる。その中でそれぞれが大切だと思うことを重ねて見る。すると、仕事の全体像が見えてきます。その上で、今まで当たり前だと思ってやってきたことが、本当に必要なのかを自分たちで問い直してみる。やめてもいいことはないのか、自分たちで変えられることはないのか。


「しごと」は与えられるものではなく、みんなでつくり出すもの


こうした3つの対話を、関係性の土台がないなかでやっても、上手く行きません。
関係革新の次に、仕事革新。
でも。こうした対話を通じて、仕事を自分たちの手に取り戻す。仕事は誰かに与えられるものではなく、みんなでつくるもの。
こんな組織運営に変えないと、これから起こる変化に対応できない人ばかりを生み出してしまうのではないでしょうか。
AIやDXで仕事の中身が変わる、必要とされない仕事が出てくる。その変化に適応できない人は職を失うかもしれない。
でも、こうした対話が当たり前のように行われる組織をつくれば、一緒にその変化を取り入れ、自分たちのやり方を見直し、自分たちの手で次のフェーズの仕事の仕方を見出していけるかもしれない。

最後に私事ですが、自然と向き合う田舎暮らしをしていると、仕事は日々の暮らしの中から生まれてくるものだということを実感します。自然環境の変化に振り回されることもありますが、その変化と対話しながら、やらなければいけないことが自然と湧いてくる。次の季節にむけて準備していく。自分が自然と対話しながら、家の仕事、畑の仕事、地域の仕事に関わって生きていく。必要なことは地域の人たちと連携して、仕事になっていく。

そんな風に変化と向き合うことが、仕事をつくり出す力を引き出してくれるのではないでしょうか。



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