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「働くこと」と「生きること」/大学生インターンによる、ジェイフィール社員へのインタビュー
学生インターンがジェイフィールメンバーにインタビュー②

百田 聖子2023.06.19

インタビュー2人目は、百田聖子さんです。イキイキ、はつらつとしていて、少し話しただけでも元気をくださる方でした。本当に女性として、母親として、そして働く人として、常に目の前のことに真剣に向き合ってこられた人なのだなと思いました。
そんな中で、特に印象的だった2つのエピソードを紹介します。
 
Keyword
・親に決められた「体育教師」という枠
・枠を外すための海外活動
 
■親に決められた「体育教師」という枠
 
1つ目のエピソードは、職業選択という中で百田さんが葛藤したことでした。新卒で、高校の体育教師となり、寮監督として学生と一緒に生活していた百田さん。一方で、教師という公務員の道に進むことが、両親から押し付けられた”枠”であると感じていたそうです。
「教師」に対して「正しい事をやる人」というイメージを持っていたものの、周囲にはセクハラまがいな行動をしてくる人たちがいたそうです。自分の持つイメージと実際のギャップに幻滅し、高校教師を辞められました。
 
両親それぞれがそれぞれの「正しさ」を持っていて、そこに違いが存在するのも必然だと思います。しかし、その正しさを子どもに押し付け、受ける側の意思で選ぶことができないと、それが「枠になる」ということに気づかされました。
ただ、この事実を子どもの頃に理解することって難しいですよね。
 
「親の言いなりになったからこんな悪いことが起きたと責めたくなる気持ちもあると思うんです」。百田さんは続けます「でも、そこには必ず気づきがあると思います。何か起こった時に他責にするんじゃなくて、事実と解釈に分けると出来事を自分の中で消化しやすくなるのかな〜と思いました」。
 
■枠を外すための海外活動
 
2つ目のエピソードは、ジャマイカへ行った時のお話です。
高校教師を辞めた後、百田さんは「世界を股にかけて何かがしたい」という漠然とした思いから、青年海外協力隊でジャマイカへ行き、国際理解教育に携わるようになります。
 
当時「親が厳しかったから、親に対して『こうしたら嬉しいだろう』という枠を自ら作ってしまっていた気がします。しかしジャマイカに行って枠が崩れた気がしました。特に訓練が楽しかったです。いろんなスペシャリストに出会えて学べる空間が楽しかったです」。
 
何かしらやらない理由を見つけて行動に移さない人が多い中、「年齢に関係なく挑戦できる百田さんはかっこいいな」と思いました。
私の好きな言葉に「今日が人生で一番若い日です」という言葉があります。人は何歳であろうといつでもスタートできます。今からでも学び・積み重ねていけるのです。そしてそれをスタートした日は一番若い日。まさに、教師から青年海外協力隊という違う道へ進んだ百田さんはその言葉を体現している人だなと感じました。折角自分の人生ですから周囲に振り回されず、自分の思う正しいこと・やりたいことをやれば良いと思います。
 
■百田さんのお話を通じて感じたこと
 
「あ、自分に似てる」と思いました。周囲からの賞賛の言葉欲しさに自分の気持ちを抑えつけたり、そんな自分に嫌気がさしたり、そんな自分から脱却するために積極的に活動をしてみたり。全て自分も経験したことがあるからこそ、百田さんのお話を聞いていて「自分の将来の姿を見ているんじゃないか」と思ったりしました。
似たような経験をした身から、客観的に感じることとして「枠があるから悪いとか、そういうのはない」ということです。例えば世の中には、悪い事をしない理由として「それが当たり前だから」と思っている人もいれば「相手に迷惑をかけたくない」「誰かに怒られて悪い気持ちになりたくない」という人もいます。自分自身が持つ「枠」に今回は囚われていると感じたから百田さんは枠を外す行動を起こしました。ですが、「枠」に囚われることで守られている人もいるはず。今「自分は枠に囚われすぎているかもしれない、悪い事なのかもしれない」と感じている人もいるかもしれません。私は、どちらも悪いことではないと思います。その状態が生きづらい、辛いと感じた時に初めて「枠」が悪い存在になるのかなと思いました。
 
 
■3人のお話を聞いて、働くこと、生きることについて感じたこと
 
社会人の人生経験をここまで聞くことは、これまでありませんでした。
親も自分と同じく躓いたこともあるし、楽しかったこともあるし、それが社会人になったら大きく変わるということがあるわけではなくて、同じように躓くことも悩むことも、楽しくなることも乗り越えないといけないこともある。それが人生を生きるということなんだろうなということを感じました。
社会人になるといろいろ変わってしまうだろうと思ったけれども、案外自分たちと一緒じゃないかと思いました。これまでの20年と大きく変わるわけではない。なんとかなる。そんな勇気をもらえた気がします。就活をすること、社会人になることで何かが大きく変わってしまうという風に考えすぎずに、今の延長線上にある。そう思うことで働くことが楽しくなる、前向きになるということにもつながるのではないかと思いました。
 
■最後に、1ヶ月ジェイフィールでインターンを体験して感じたこと
 
本当に温かい組織だな、と思いました。インターンどころか新卒採用予定もない中で急遽インターンを受け入れた場合、普通なら「業務が増えるだけ」と思う方も少なくないと思います。ですが、メンバーの皆さんは本当に温かく迎え入れて下さり、私自身に興味を持ってくださって、とても楽しく活動させていただくことができました。
温かい組織であることの1つの要因として「受容する心・態度」が本当にみなさんできているなと感じました。3人のインタビューをはじめ、社内会議の様子からも、自分の弱みも強みも全て曝け出すことができる人としての強さ。そして、それをクッションのように1つずつ受け止めてくれるみなさんの存在。本当に素晴らしい組織を体現されているなと思いました。受容するマインド講座とかあれば受けてみたい・・・と思いました(笑)それくらい、本当に個々のスキルも、組織としてのスキルも高いなと感じました。今回のインタビューを通じて、少しでも魅力がみなさんに伝わったら幸いです。

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