ジェイフィール2024.09.24
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この調査の一部は最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月から継続的に行われています。
コロナの終焉が見えなかった2021年4月(コロナ禍の1年間を経験)の調査では、組織、個人の感情とも「あきらめ感」「不安感」と言ったネガティブな感情がTOP3を占めていたのに対し、昨年、2023年4月の調査では「お互いに支え合おう、助け合おう」と言った「支え合い感」や「認め合い感」が上位を占めていました。これは社会、経済活動が平常に戻りつつあることによる安心感や、分断の3年間で逆に人と人とのつながりの重要性に気が付き、多様性を認めるようになった風潮によるものと推測されます。
ところが、昨年5月にコロナウイルスが5類に移行し、社会も組織も完全に日常が戻った今年の調査では、「なんとしてもこの状況は変わらない気持ち」という「あきらめ感」が個人・組織の感情共にトップになる結果が出ました。さらに、マネジャー層は一般社員層に比べネガティブな感情が大幅に増加し、通常業務に戻ったことで業務に忙殺され、疲弊している様子が伺えます。
又、コロナ禍の約3年間を経た価値観の変化についての質問に対する一番多くの答えは「大きな変化はない」でした。
これは、会社や組織、働き方に大きな影響を与えると思われたコロナでしたが、今となっては、コロナ禍以前の状況に戻っているため、やはり何も変わらなかったのか、という「あきらめ感」につながっているのではないかと推測されます。
新型コロナウイルスの感染拡大を経験し、再び日常へ。
働く時間や場所、人事評価、若手育成など様々な場面での変化を余儀なくされた全ての働く人、組織は、今後「何」に注力していけばよいのか。忙しいマネジャー層がイキイキと働き、組織全体が活性化するには「何」をすればよいのか。そんなヒントが見つかる調査結果を発表いたします。