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【開催レポート】NEC Spark月間 キャリアデザイン研修
~やりたいことがわからないから始める キャリア探求ラボ~

正木 宏和2026.10.28

2026年10月1日開催

2026年10月1日、NECの「Spark月間」の一プログラムとして、キャリアデザイン研修を実施しました。やりたいことが見つからない。周りの先輩の姿が、自分の将来像に重ならない。そんな迷いを入り口に、自分らしいキャリアの可能性を探る4時間となりました。

研修は、『目標が持てない時代のキャリアデザイン』をベースに、講義と参加者同士の対話を行いました。登壇したのは、代表取締役 コンサルタントの片岡裕司と、コンサルタントの北村祐三です。本レポートでは、当日の学びの概要と、対話から生まれた気づきをご紹介します。

01 NEW PERSPECTIVES

目標が見えなくても、キャリアは考え始められる

研修の冒頭では、事前に受けた『キャリア自律度診断』の結果や感想を交えながら、自己紹介を行った。互いを知り、キャリアに関する普段は話さないようなことまで気軽に話せる雰囲気も醸成されるなかで、自分のキャリアへの向き合い方を少し距離を置いて見つめ直すきっかけとなった。
続く講義では、目標を早く一つに絞るよりも、自分の可能性を広げていく視点が示された。その拠り所となるのが、「何になりたいか」という職業や役職の目標だけでなく、「どんな存在でありたいか」というキャリアの目的を考えることである。自分が大切にしたいことに目を向け、経験や出会いを通じて、その目的を育てていく。将来の目標がまだ明確でなくても、そこからキャリアを考え始められる。

全体では、キャリアの目的を育てること、出会いと学びへの姿勢を育むこと、目標をたくさん持つこと、小さく実験すること、という四つのステップを紹介。その中で、自分を振り返るワークと対話に取り組んだ。

02 SELF-DISCOVERY

「好き」を語ることで、自分の輪郭が見えてくる

自己理解の入り口となったのは、自分が愛してやまない「偏愛」である。普段の仕事や役割から少し離れ、好きなものやことについて語り合った。何気なく続けてきたことにも、その人ならではの思いや価値観が表れている。
頭の中だけで考えるのと、書いたり人に話したりするのとでは、見えてくるものが違う。参加者からは、書き出すことで曖昧だった考えが整理され、キャリアの目的を自分にしっくりくる言葉で表せたという声があった。

「思ってるだけだとなんかモヤモヤしてクリアにならないじゃないですか。それを実際書いてみる、書いたのをまた見るっていうので、結構自分の中でクリアになった」 ── 参加者

一方で、「好き」からキャリアの目的につなげる難しさも語られた。今回の「好きなこと」は、キャリアの目的を考える入り口の一つで、講師からは、一度のワークで答えを出そうとせず、さまざまな角度から自分を振り返り、経験や人との関わりを通じて、「どんな存在でありたいか」を少しずつ深めていくことが大切だと伝えられた。


03 DIALOGUE

他者の視点が、まだ知らなかった自分を教えてくれる

対話では、自分だけでは気づかなかったつながりを、聞き手が見つける場面もあった。別々だと思っていた好みや経験に、共通するものがある。他者の言葉を受け取ることで、自分についての見方が広がっていった。

「自分はこういう人間なんだなって思ってたこと以外の視点でフィードバックをしてもらい、こことここ共通点があったんだと気づけた」 ── 参加者

会いたい人について共有した場面では、つながりたい相手への経路を、別の参加者が自分の人脈から示すこともあった。人との出会いがキャリアの可能性を広げるという話が、その場のやり取りにも表れていた。

04 FIRST STEPS

小さな実験として試してみる

自分について気づくことと、実際に行動することの間には距離がある。研修の後半では、これからの出会いや学びに目を向けた。会いたい人を具体的に思い浮かべたことで、動き出すハードルを感じた参加者もいた。

「頭では、このままだと茹でガエルになっちゃうって分かってるんですけど、じゃあ一歩踏み出せるかっていうときついなと思って」 ── 参加者

前向きな気づきだけでなく、ためらいも率直に言葉にされた。講師からは、キャリアを小さな実験として捉える考え方が紹介された。大きな決断を急ぐのではなく、試しながら自分に合うものを探していく。参加者は、それぞれに日常での最初の一歩を考えた。


05 REFLECTIONS

目標を決めるより、自分の可能性を育てていく

当日は、「好き」とキャリアのつながりや、新しい行動への不安など、参加者自身の問いを交えながら学びが進んだ。自分の考えを言葉にし、他者の視点を受け取り、もう一度自分に問いかける。こうした対話を通じて、参加者は自分のキャリアを見つめ直していた。
研修後に早速、名刺交換に来た参加者もいた。人とのつながりを広げるために、まず動いてみる。研修で語られた「小さな実験」は、すでにその場から始まっていた。

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