機能不全に陥った「対話」にいのちを取り戻す④
なぜ職場の対話は形骸化するのか ―対話の本義と重点ポイント― 16
小森谷 浩志2026.08.07
対話の先に、何を思い描いているのか
これまで3回にわたり、職場の対話が形骸化する背景をたどり、「本来の対話」と「劣化した対話」の違いを考究してきました。
<1回> なぜ職場の対話は形骸化するのか ー徒労感ばかりのルーテーンからの脱却に向けてー
<2回>なぜ職場の対話は形骸化するのか ー劣化した対話と本来の対話の違いー
<3回>なぜ職場の対話は形骸化するのか ー心理的安全性の誤解を超えるためにー
1on1やワークショップの回数が増えても、「話したが、何も変わらない」という徒労感が残る。その根底には、そもそも対話の先に何を見ているのかという問いが置き去りにされていることがあります。
対話において、雰囲気をよくすること、互いに理解し合うこと、合意を得ることも大切ですが、いずれも途中にあるものです。本稿では、対話の本義を「変容」と捉えます。本義とは「本来の意味」です。あえて本義という言葉を使ったのは単純に「目的と手段のパラダイム」に矮小化したくないという思いがあります。
そして、変容に至るための重点は、氷山モデルの水面下、すなわち目に見えづらい「深層」にあると考えます。では、変容とは何でしょうか。何が、どのように変わることなのでしょうか。

続きはこちら▶no+eサイトに遷移します
