2024.01
新年早々、いろいろなことが起きています。
多くの方々が不安の日々を過ごされていることに、心を痛めておられる方も多いと思います。
2011年3月の東日本大震災の際、アミューズグループでは宮城県名取市の社協のお手伝いに多くの社員が参加しました。わたしもその一人です。
実際に被災地に広がる光景を見たとき、そこにあった暮らしと命がものすごい力で失われたことを実感しました。自然の前での人間の無力さを痛感しました。
その中で、今でも心に重く、深く刻まれた避難所での光景があります。それは模造紙に大きな文字で書かれた貼り紙でした。
「最愛の妻と生まれたばかりの一人息子を大津波で失いました。いつまでも二人にとって誇れる夫・父親であり続けられるよう、精一杯生きます。被災されたみなさん、苦しいけど負けないで。 名取市職員S」とありました。
その貼り紙の前で、動けなくなりました。涙が止まりませんでした。
自然の力の前では、人は無力かもしれない。
それでも、残された人間は生きていかなければならない。
そのとき、そこに生きる意味を見出せるか。誰かのために生きられるか。
企業社会は大きく変わろうとしています。自分の幸せな働き方、生き方を選ぶこともできるようになるでしょう。でもそのとき、自分だけの幸せを考えるのか、周囲、社会、地球とのつながりの中で幸せを考えるのか。
会社も、社会も、地球も痛んでいます。それは、一人ひとりが自分の枠の中で生きることを強いられているうちに、自分がつながりの中で生かされているという感覚を持てなくなったからではないでしょうか。
わたしも山梨県に移住して3年が経ちました。地域の人たち、自然とつながる暮らしの中で、誰かのために何かをしたいという気持ちが膨らんでいるように思います。そんな一歩を応援し合える人づくり、会社づくり、社会づくりのために、今年も頑張ろうと思います。
ジェイフィール代表 高橋克徳
ジェイフィール メールマガジンは楽しい会社、元気な会社、良い仲間に恵まれた会社にするための情報が詰まったメールマガジンです。登録はメールアドレスを入力いただくだけ。ぜひご登録ください!
ジェイフィール メールマガ ジンは楽しい会社、元気な会社、良い仲間に恵まれた会社にするための情報が詰まったメールマガジンです。登録はメールアドレスを入力いただくだけ。ぜひご登録ください!