2019.09
ジェイフィールのメールマガジン 感情ルネサンス
~仕事が面白い 職場が楽しい 会社が好きだ~
★☆私たちはいかにフォアキャスティングでビジネスを考えているか★☆
平素よりメールマガジンをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
ジェイフィールの山田です。
8月27日に廣水乃生さんにゲスト登壇して頂いた「経営×持続可能な地球社会を問い直す」セミナーには私も参加いたしました。
私としては、「なんとなく」で理解しているSDGsをちゃんと理解したいという気持ちがありました。
皆さんはどのような課題感を持って参加したのかと聞いてみると...
「私の会社ではペットボトルの自動販売機を廃止したりと、周りからは取り組みが早いと見られるのですが、
本当のビジネスとのつながりはどうなのかなと思っています。まだ腹落ちしていないのです」
「自分事になっていないので理解したいと思っています。
若い世代が提案してくれることがありますが、それってビジネスになるの?と思ってしまいます」
「幸せな組織をつくろうと思っています。持続可能ということについて、色々と研究しています」
などなどビジネスとしてのSDGsへの疑問や、よくわからなくてモヤモヤしているといった声が聞かれました。
廣水さんはSDGsの成り立ちや、今日本が抱えている問題など、全体像をわかりやすく説明してくれました。
個人的には、ぼんやりとしていたSDGsへの理解や危機感がくっきりと見えてきました。
「ビジネスになるの?」という疑問に対しては、廣水さんが『Patagonia』日本支社で浸透させたバックキャスティングという考え方が非常に重要であることがわかりました。
そして、私たちがいかにフォアキャスティングでビジネスを考えているかということも認識できました。
世界的な「game-changing」が始まっているということも...
9月27日(金)にも同じテーマでセミナーを開催いたします。
ぜひ廣水さんのお話を直接聞いていただき、これからの私たちの暮らしについて考えてみてほしいと思います。
【目次】
1)経営×持続可能な地球社会を問い直す
~人・組織・社会の関係を根本から問い直すシリーズ~
2)マネジメントハプニングス ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
3)2019年度 リフレクションラウンドテーブル
ファシリテーター養成講座 ◇◇ ベーシックコース◇◇
4)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
5)コミュニティのご案内 20代のキャリアを再定義する
6)主催:一般社団法人 森と未来
森から学ぶイノベーション 〜新しい価値を見つける秘訣〜
7)What's NEW!!
8)編集後記
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1)経営×持続可能な地球社会を問い直す
~人・組織・社会の関係を根本から問い直すシリーズ~
このような方にオススメ
・この社会変化の中での自社のビジネスの持続性を本気で実現したい経営企画部門ご担当
・サステナビリティの本質を理解し、自身や組織の取組みを考えたい方
・持続可能性を実現するビジネスを組織に浸透させることに関心のある人事・組織開発担当者
2015年に国連で採択されたSDGsの推進も全世界で着々と進み、グローバルレベルでビジネスとサステナブルな地球社会は不可分な時代に突入しています。
その一方で遅れを取っていると言われる日本。まだまだCSRの一環のままで本格展開が難しいと思っている企業も多くないでしょうか。そして、社員一人一人にとっては、「サステナビリティ」というテーマは大事だと思っても自分の仕事とは結び付きづらく、距離を感じてしまうなんてことも。もちろん時代の流れからすると、「すべき」あるいは「ねばならない」という認識で取り組む側面はあるかもしれません。しかし、本当にそれでよいのでしょうか。
今回は環境課題解決に積極的でSDGsの観点でも先進的な企業である『Patagonia』日本支社で、10年間戦略策定ファシリテーターをしてきた廣水乃生さんをゲストとしてお招きし、今一度"サステナブリティ"の本質を問い直し、組織として何をどうしていけば良いかについて共に考えていく時間にしたいと思います。
【アジェンダ】
・オリエンテーション
・SDGsの本質:人間が人間らしくあるために
・サステナブルを取り巻く社会の動向・なぜ形だけのSDGsは淘汰されるのか
・SDGsのビジネス金融への本質的影響(SDGsパリ協定包囲網)と『Business Transformation』の必然性について
・どのように組織は向き合うべきか・全体最適・ヴィジョン×バックキャスティング
・Sustainabilityのビジネス必要条件
・Q&A
・対話:土台となる組織にどう働きかけていくとよい
【ゲスト】
廣水乃生氏
サステイナビリティ戦略クリエイター
『2030 SDGs』公認ファシリテーター
『Patagonia』日本支社の戦略策定に10年間関わった唯一の外部ファシリテーターであり、それらの知見と経験を基に、2018年12月より将来世代のためにSustainabilityの実現を目指し、本格的に活動を始める。
SDGsを巡る多岐に渡る内容の全体像や構造などを、ビジネスや金融、自治体や市民がそれぞれ何をしたらいいかを機能性効果性からわかりやすくまとめ、東京・大阪・京都・福岡など全国各地でジャンル分野を問わず講演・研修・イベント登壇で好評を得ている。
持続可能な社会を推進する人たち(企業や個人かかわらず)が加速する戦略を共にクリエイトし、内部リソース化している。
クリエイターの活動として、学び啓蒙だけでなく、持続可能な活動がさらに増えたり加速したりするデザインをプロデュース中。
【ファシリテーター】
ジェイフィール コンサルタント 長谷川晃大
【日時】
2019年9月27日 13:30~15:30(開場 13:00)
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_118.html
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2)マネジメントハプニングス
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
●マネジメントハプニングス 1Dayコースとは(通称:マネハプ)●
当講座では、マネハプを社内で進めていくために必要な知識と、その実践を体感して学んでいただけます。
マネハプはとてもシンプルなセッションですが、本質的な「内省」と「対話」ができるようになるための効果的なファシリテーションのやり方があります。
ファシリテーターとしてのあり方や、何を大事にすべきかを学ぶことで、セッションの質が高まり、マネハプが組織に及ぼす影響力も変わるはずです。
ここで学んだことは、マネハプに限らず、リーダーシップを発揮する様々な場面で有効となるでしょう。
1Dayコースでは、プログラムの背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置や理論のポイントを理解し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役立つ内容になっております。
また、マネハプを社内に拡げていくことで、職場での心理的安全性を高めることが期待できます。
●大事なことは「自分らしい」ファシリテーション●
この講座のキーワードは、「自然体(good nature)」です。皆が等しく同じタイプを目指すのではなく、自分が本来持っている、自然とにじみ出る「自分らしさ」を引き出し、磨いていくことを大切にしています。
講座は経験から学び、対話で深める形式で進めます。
是非、深く、楽しいファシリテーションの道を共に探求しましょう。
【日時】
2019年10月10日(木) 9:30~17:30(開場9:15)
2020年1月22日(水) 9:30~17:30(開場9:15)
【参加費】¥80,000(消費税別)*昼食がついています
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/_start2018_1day_1.html
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3)2019年度 リフレクションラウンドテーブル
ファシリテーター養成講座 ◇◇ ベーシックコース◇◇
マネジメント能力開発の新基軸であるリフレクションラウンドテーブル(以下RRT)の考え方と、背景にある理論を理解し、セッションを運営できる人を養成、認定するプログラムです。
ミドルマネジャーが、毎週集まって、お互いの経験を持ち寄り、共感し合う仲間になっていく。そこに世界中の学者の知恵が結集したテキストをもとに、新しい視点が組み込まれていく。セッションを通じて、参加者が自信を持って日々のマネジメントと対峙し、さらに大きな動きの中心になる。
RRTは自ら学び、行動するマネジャーづくりのための実践プログラムです。
当ベーシックコースでは、人と組織の変容プログラム、
RRTの骨格となる「内省と対話」について深め、セッション運営のためのファシリテーションのスキルとマインドを学んでいきます。RRTの骨格である、5つのマインドセット、ベースにある理論、具体的運営方法について学び、5つのマインドセットの内、代表的テーマについて、セッションを体験頂きます。
また背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置と理論のポイントを概観し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役に立つ内容になっております。
プログラム修了生は、その後、年5回開催されているファシリテーターのコミュニティ(無料・夕刻2時間)への参加が可能です。ファシリテーター同士の仲間を増やし、長く互いに学び合うことができることも本講座の大きな特徴です。現在300名を越える修了生のコミュニティになっています。また、ベーシックの終了生は、スタンダードの受講資格を許諾され、より本格的な学びも用意されています。
【38期】2019年11月20日(水) 10:00~18:30(開場 9:45)/2019年11月21日(木) 9:30~17:30
【39期】2020年2月18日(火) 10:00~18:30(開場 9:45)/2020年2月19日(水) 9:30~17:30
※2日間のプログラムとなります
【参加費】¥150,000(消費税別)
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/2018_1.html#top
※連続2日間コース(2日間受講できる方が対象となります)
※ベーシックコース修了者はスタンダードコースの受講資格を得ることができます。
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4)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
リフレクションラウンドテーブルでは、 自分のマネジメントに真摯に向き会うと共に、参加者同士の関係を深めていきます。 この2つが、マネジャーの力になり、マネジャーと組織の自主的な変容を促して行きます。
2007年からスタート、ここまで、約50社1500名のマネジャーが参加してきました。
12名のマネジャーが、週に1回集まり、75分間、内省と対話を30回繰り返して行きます。
内省を習慣化することによって、理論と実践を結びつけることが可能になり、マネジャーの行動を変えていきます。
また、マネジャー同士が互いにアドバイスを重ねていくことでコミュニティが形成され、組織変革の起点を築いていきます。
◆◇リフレクションラウンドテーブルの特徴◆◇
1.ヘンリー・ミンツバーグ教授の開発プログラムです
2.継続的なワークショップで、リフレクションを習慣化します
3.世界中の経営学者の最新コンテンツが提供されます
4.共感の連鎖が生まれます
5.変革行動が引き出されます
**************プログラム受講者の声**************
教えられる場ではなく、勇気がわいてくる場だった
自分の経験から学ぶことを知った。
傾聴し観察し感じる力をつけたいと思った
リフレクションとは俯瞰的な目で自分を見ることだった
【日時】
2019年11月12日(火)14:00~16:30
2020年3月10日(火)14:00~16:30
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_114.html
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5)20代のキャリアを再定義する
テーマ:20代のキャリアを再定義する
~なぜ僕たちは会社を辞めたのか&辞めないのか~
日時:10月10日(木)19時~21時30分
場所:ジェイフィール渋谷コミュニニティペース
【概要】
ここ数年
従来のフレームで
20代のキャリアを考えるのが
とても難しくなっている。
選択肢が多くなっただけではない。
100年生きる想定だからでもない。
それは...
「なぜ働くのか」が問われているから。
「何に20代の自分を注ぎ込むのか」が問われているから。
最初の会社を数年以内で辞めることは、悪いこと?
逆に辞めないことは、よくないこと?
就活、起業、海外留学、大学院、インターン...
大学生にもたくさんの選択肢があるけど
どれがいい?よくない?
何が軸なの?...
いや、何を見落としてはいけないの?
これからの20代のキャリアを
20代のクロストークと
x全世代の対話で
リフレームしたいと思います。
【構成】
一部:20代同士のクロストーク 19:00~20:30
二部:全世代ミックス対話 20:30~21:30
懇親会
【登壇者】※最終確定次第、掲載させていただきます
【お申し込み方法】
ls-community@j-feel.jp
までメイルで、お名前、所属団体名(学校/会社/無い場合も勿論可)をお知らせください。よろしくお願いいたします。
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6)主催:一般社団法人 森と未来
森から学ぶイノベーション 〜新しい価値を見つける秘訣〜
ジェイフィールの研修でお世話になっている森林浴の専門家 小野なぎささんが『あたらしい森林浴』(学芸出版社)を出版しました。
小野さんが代表を務める一般社団法人 森と未来が主催する出版記念イベントに弊社コンサルタントの重光直之が登壇いたします。
元ソニー会長 / クオンタムリープ(株)代表取締役の出井伸之氏とともに森とイノベーションの関係について探ります。
テーマは "森とイノベーション"
成功者や学者から理論やスキルを学ぶ、ではなく
環境教育、地域貢献、社会貢献、でもなく
ビジネスパーソンが、イノベーションを起こす秘訣を"森"から学ぶ。
そんな新しい視点のイベントです。
対象は、企業経営者、人材育成に関わる管理者、ESG/SDGs担当者、健康経営の担当者などのビジネスパーソンです。
テクノロジーの時代、五感を働かせることで見えてくる感性、自分と向き合う時間と空間、自然に触れ合うことで見えてくる生態系サイクル、これら自然の持つ要素が、
どのようにイノベーションのヒントとなり、何を学ぶことができるのかをゲストと一緒に考えていきます。
日 時:2019年10月28日(月)18:40受付開始 19:00開始 21:15終了
場 所:3×3Lab future(大手町駅より徒歩2分)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・JXビル1階
主 催:一般社団法人 森と未来
協 力:エコッツェリア協会
登壇者:クオンタムリープ(株)代表取締役ファウンダー&CEO 出井伸之氏
(株)ジェイフィール 代表取締役 重光直之
(一社)森と未来 代表理事 小野なぎさ(著者)
ファシリテート:(一社)森と未来 理事/イノベーションファクトリー (株)中島康滋氏
対 象:企業経営者、組織開発・人事担当者、SGDs担当、
定 員:60名
参加費:2,000円
【詳細・お申込み】https://peatix.com/event/1320385
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7)What's NEW!!
9月3日 佐藤将コラム更新しました
佐藤将『「ニッポンが世界を元気にする」21.』とある次世代の情景(四)
9月18日 ジェイフィールで大学生がアルバイト
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8)編集後記
私には2歳半になる息子がいます。
イヤイヤ期真っ盛りで、何をするにも「やだ」を連発し、5分で終わることが1時間かかることも。
最近そんな息子が眉間に皺を寄せることが多くなりました。
前はニコニコしていることが多かったのに...
「これは...私だ」と思いました。
子どもに限らず、夫婦でも、友人でも、上司部下でも、相手は自分を映す鏡です。
相手を見ることがリフレクションになります。
私は息子によって、自分がいかに眉間に皺を寄せイライラしているかに気付かされました。
息子にそんな表情はしてほしくない。
それには自分が変わらなければ。
子育てをしていると自分に対する多くの気付きとリフレームがあります。
子どもを育てているようで、自分が育てられている。そんな感じです。
そういえば、先のイベントでヘンリー・ミンツバーグ教授が言っていました。
「子どもが親を教育する、若い人が上司に教えるということもある」
「We have to stop what is unacceptable」と。
事実から目を背けると一旦は楽だし、トップダウンで言うことを聞かせるのも自分が楽なやり方なのでしょう。
それをしたくないのに、イライラしてつい上からものを言ってしまうこともあります。
そんな時は自己嫌悪に陥ったり、どう言ったらよかったのか内省したり、反省したり。
自分で気付いて成長できるようにしたいと思うけれど、それには時間がかかる。
しかし日々時間がない。
これはマネジメントあるあるのような気がします。
事実を見つめる。
何を変えたいのか考える。
変えるためにはまずは自分が変わること。
「ともに育つ」とはそういうこと。
今日も息子は「やだやだ」と言いながら保育園へ行きました。
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