2020.02
ジェイフィールのメールマガジン 感情ルネサンス
~仕事が面白い 職場が楽しい 会社が好きだ~
★☆「本当に今、会社が変わろうとしているのを感じる」リフレクションラウンドテーブルを受講したマネジャーより★☆
平素よりメールマガジンをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
ジェイフィールの山田です。
そろそろ今年度も終わりですね。
来期はどのような一年にしようかと目標や計画を練っている方も多いのではないでしょうか。
弊社でも来期に向けて、セミナーの計画を立てているところです。
その中で「リフレクションラウンドテーブル」(以下RRT)をどのように伝えたらいいだろうかという話になりました。
RRTはその名前だけでは何をするプログラムなのかわからないうえ、短期的に結果を出すようなものでもなく、しかしやれば本当に人や組織が変わっていくので、どうしたらそれが伝えられるのかと複数のメンバーで考えてみました。
それぞれ、お客様との関わりの中、聞いた言葉や今まで見てきたことを元にキャッチコピーを提案してくれたのですが、そこから見えてきたのは、やはりマネジャーの変化の先に、組織の変化があるということ。
マネジャーは孤独とよく言われますが、実際のところ、横のつながりがあまりなく、部下にも本音をさらけ出せずに閉じていることが多いようです。
RRTでは今までつながりがなかったマネジャー同士が部門を越えて対話することになるため、「そんなことを考えていたのか」「知らなかった」というところから始まって、お互いに本音で話せる仲間になっていき、それがコミュニティとなって仕事でもつながっていきます。
「ここなら本音で話せる」と安心できると、組織の未来について熱く語り合うようになることも多いです。
そうしたコミュニティが組織の中で増えていくと、結果として組織全体が変わっていくということになるのです。
「みんな色々考えていると知って、びっくりした」
「部下が成長して、上司を超えていくような組織にしたい」
「本当に今、会社が変わろうとしているのを感じる。ここで学んだことを活かしていきたい」
これらは実際にRRTを受講したマネジャーたちが言っていた言葉です。
今年度最後の「リフレクションラウンドテーブル®体験会」は3月10日に開催します。
次の開催は5月の予定です。
体験会ではセッションの一部を実際に体験し、RRTを理解して頂ける内容になっています。
ぜひ、ご参加ください。
【目次】
1)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル®体験会 2019年度
~この場は、私に力をくれました~
2)2回目からの参加OK!
多摩大学大学院 品川塾特別講義 イノベーターのためのセルフマネジメント(全4回)
~イノベーターシップを発揮する土台としての「心」と「体」を整える方法~
3)2020年シリーズ どんな未来に
「私たちが目指す世界観:自分づくりは会社づくり」
~若手の適応障害も過剰適応もないこの世界~
*追記2020/2/27 新型コロナウイルス対策のためこちら延期となりました。
4)編集後記
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1)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル®体験会 2019年度
~この場は、私に力をくれました~
どうしたら、マネジャーが育つのだろうか?
どうしたら、もっと組織がいきいきとするのだろうか?
奥の深い問いであり、決してひとつの正解があるものではないと思います。
リフレクションラウンドテーブルは、この2つの根源的なテーマに取り組むプログラムです。
2007年からスタート、ここまで、約50社1500名のマネジャーが参加してきました。
12名のマネジャーが、週に1回集まり、75分間、内省と対話を30回繰り返して行きます。
※プログラム内容のカスタマイズにつきましてはご相談ください。
将来を嘱望されるとある製造業のマネジャーは、30回の最終セッション終了後の懇親会で、次のような打ち明け話をしてくれました。
「実は、毎朝、目が覚めると、ベットの中で会社に行くか、行かないか葛藤して、
なんとか這うように、会社に来ていたんです。
でも、このリフレクションラウンドテーブルが進んでいく中で、ある朝、会社に行くか行かないか悩んでいない自分に気づいたんです。
この場は、私に力をくれました」
まるで濁流に飲まれるように、たくさんの業務をこなし、重たい責任を背負い、苦しさを打ち明けることもできないまま孤独でいるマネジャーのお役に立てたことを素直に嬉しく思いました。
リフレクションラウンドテーブルでは、 自分のマネジメントに真摯に向き会うと共に、参加者同士の関係を深めていきます。 この2つが、マネジャーの力になり、マネジャーと組織の自主的な変容を促して行きます。 是非、この機会にその一端をご体験下さい。お待ちしております。
【日時】2020年3月10日(火)14:00〜16:30(開場 13:30)
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_114.html
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2)2回目からの参加OK!
多摩大学大学院 品川塾特別講義 イノベーターのためのセルフマネジメント(全4回)
~イノベーターシップを発揮する土台としての「心」と「体」を整える方法~
複雑で先の見えない時代となり、リーダーに求められる新たな力がマネジメント、リーダーシップを超えるイノベーターシップです。
ハーバード大学のジョン・P・コッター教授は、組織を動かしていくための力として、マネジメントを「複雑性への対処」、リーダーシップを「変化への対処」とし、その2つが重要であると位置づけました。しかし、その力で実現できるのは、変化の中で競争に勝利し、より大きな利益を得ることであり、短期的なKPIを達成し続けることに他なりません。結果として未来創造のための長期的な視点を失う危険性を秘めています。
イノベーションには「より良い未来のために何をなすべきか」と構想する価値観が不可欠であり、それをビジョンとして掲げ、推進していく力こそ、次世代のリーダーに求められる「イノベーターシップ」なのです。
イノベーターに求められる力を私達は5つの力と定義しています。この力を身に付けるのが多摩大学大学院となります。今回皆さんと考えたいのはこの5つの力を発揮する土台としての自分のマネジメントについてです。
大きな変化を起こすには、情熱の継続や精神的安定性が必要です。また変革実行に向けて、リーダー自身の本来性(オーセンテシィ)やウェルビーイングの向上も欠かすことができません。
今回は連続講義形式でイノベーターシップ発揮に向けた土台としてのセルフマネジメントというテーマで考えていきます。
グーグル、ヤフーなどを代表に多くの企業でマインドフルネスやアクティビティとしての瞑想などが注目を受けています。今回は複眼的にこれらのテーマについて検討していきます。
第1回講義(弊社取締役の片岡裕司がモデレータ、弊社コンサルタントの小森谷浩志がゲスト)は2月7日に開催し、お陰様でたくさんの方にご参加いただきました。
第2回からの参加が可能ですので、ご興味のある方はぜひお気軽にお申込みください。
特別講義詳細
【終了】第1回 2月7日
「本来性(オーセンテシィ)を取り戻す内省と瞑想」
いのちが喜ぶ経営の普及を目指すコンサルタントの小森谷氏からリーダーとしての本来性に気付き、目覚め、高めていく型としての内省や瞑想など多面的に学んでいきます。
モデレータ:片岡裕司(多摩大学大学院客員教授 「キャリアマネジメントとモチベーション」担当)
ゲスト:小森谷浩志 氏(株式会社ジェイフィール コンサルタント/株式会社ENSOU代表)
第2回 5月16日 14時‐16時
「集中力を高める習慣づくりー正しい心と体の休め方とは」
モデレータ:三田真美(多摩大学大学院客員教授 「実践ポジティブ心理学」担当)
ゲスト:川野泰周 氏(精神科・心療内科医/臨済宗建長寺派林香寺住)
第3回 6月22日 19時‐21時
「イノベーターのセルフマネジメント」
モデレータ:徳岡晃一郎(多摩大学大学院教授 研究科長)
ゲスト:天外伺朗 氏(元ソニー上席常務)
第4回 11月初旬(予定)
「アスリートから学ぶセルフマネジメント」
モデレータ:徳岡晃一郎(多摩大学大学院教授 研究科長)
ゲスト:室伏由佳 氏(アテネオリンピック女子ハンマー投げ日本代表)
主催:多摩大学大学院
協力:株式会社ジェイフィール/一般社団法人知識リーダーシップ綜合研究所/株式会社富士通ラーニングメディア/ProFuture株式会社
参加費用:無料
定 員:各回60名
開催場所:富士通ラーニングメディア COPIT(品川インターシティフロントビル6F)
詳細:http://tgs.tama.ac.jp/news/2020/01/09/6045.html
お申込み:https://w2.axol.jp/entry/tama/?f=87
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3)コミュニティイベントのご案内 *追記2020/2/27:こちら延期となりました
2020年シリーズ どんな未来に
「私たちが目指す世界観:自分づくりは会社づくり」
~若手の適応障害も過剰適応もないこの世界~
日時:2020年3月2日(月)19時00分~22時00分 (18時30分開場)
【概要】
人生100年✖雇用や経営環境が激変する中で、企業内においても、20代の働き方やリーダーシップのあり方が問い直されています。
しかしながら、現実は、入社1年目~数年目の方々の適応障害や過剰適応が急増。
特に、学生時代、社会活動(NPOやボランティア)に従事した方や、比較的リーダーシップを発揮してきた方の、メンタルや離職問題が大きな問題になりつつあります。
今回、「20代の適応障害~離職問題」を修論テーマに、多くの当事者にインタビューをされた青木美帆さんから、
①若者側の原因と対策、メンタルになった場合の対応策、
②上司側の原因と対策、当事者への向き合い方、
③求められる企業システムの変化、
④社会&教育システムの変化を、
お話しいただきます。
その後、クロストークにおいて、これからの時代の新人&若手が育むべき「オーセンティック・リーダーシップ」に関して、議論を深めていきます。
【構成】
冒頭:全登壇者からの自己紹介 19時00分~19時30分
1部:メインスピーカーのお話 19時30分~20時30分
青木美帆さん(公認心理師・臨床心理士・カウンセラー・エグゼクティブコーチ)
2部:クロストーク 20時30分~21時30分
青木美帆さん (同上)
青木健太さん(SALASUSU共同代表、かものはしプロジェクト創業者&元共同代表)
荒井昭則さん(コンフロントワールド代表理事、大手人材会社勤務)
今林淳さん(ニート研究家)
中川原慶嘉さん(Runway代表)
3部:グループに分かれての感想共有と対話
終了後、懇親会あり
【参加対象者】
大学生~20~30代の若手の方々~若手の活躍を応援する人事担当者・マネジャーの方々
【お申込み方法】
ls-community@j-feel.jp にメールでお申込みください。
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4)編集後記
2020年アカデミー賞の発表が先日行われました。
メディアで大きく取り上げられた通り、韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が作品賞・監督賞・脚本賞・国際映画賞の4冠に輝きました。
英語以外の映画が作品賞を受賞したのは始めてで、それが同じアジア圏(というよりお隣の国)とあって感動も一塩。
将来は「英語以外の作品が賞を取った!」なんてニュースにならないくらい当たり前になってほしいですが、その第一歩の瞬間に自分が生きていることに感動です。
ポン・ジュノ監督のスピーチも話題になりました。
『ありがとうございます。まだ若くて映画の勉強をしていた頃、ある方の言葉を胸に深く刻んでいました。
「最もパーソナルなことが最もクリエイティブだ」。
映画の巨匠、マーティン・スコセッシ監督の言葉です』
会場にいたスコセッシ監督は感動した表情を浮かべ、会場はスタンディングオベーションでした。
最もパーソナル、つまり個人的なことが最もクリエイティブという言葉。
私が思い出したのは、駅に貼ってある「乗り換え便利マップ」です。
これは当時専業主婦だった福井泰代さんが"自分が感じている不便"を解消するために作ったもの。
ベビーカーでホームから改札へ向かう際、エレベーターを探しに探したのがきっかけ。
「最初から場所がわかっていれば、エレベーターにアクセスしやすい車両に載ったのに... ...」と思ったことからマップ作成が始まりました。
今では当たり前のように貼ってあり、人々にとってなくてはならないものになっています。
そして私は「乗り換え便利マップ」を見るたびに、福井さんの開発エピソードを思い出すのです。
(福井さんはこれをきっかけに起業することになり、現在は株式会社ナビットの代表取締役です)
クリエイティブとは何かということについて、『自分をいかして生きる』(西村佳哲著/ちくま文庫/2009.9)という本の中でこう書かれています。
『仕事の内容はあらかじめ決まっていても、それを「どうやるか」は自分で考えることができるし、やることができる。
<中略>クリエイティビティ(創造性)とは仕事の内容より、むしろやり方やそれに対する姿勢、ひいてはあり方に関するものだと思う』
つまり、自分が「こうだったらいいのに!」と思ったとき、人はどうしたらもっと可能性が広がるのか、どうしたらもっといいものになるのかと真剣に考えます。
今あるものを変えたり、なければ新しく作るということをやっていく。
個人的な思いだからこそ、よりクリエイティブになっていくというのは、よくわかる話です。
私はそんな「思い」に触れたくて、いつもイイモノを探しているのかもしれません。
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