ジェイフィールのメールマガジン 感情ルネサンス
~仕事が面白い 職場が楽しい 会社が好きだ~
★☆ファシリテーションは自分自身との対話。自分自身への理解が重要であると気付いた★☆
平素よりメールマガジンをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
ジェイフィールの山田です。
ジェイフィールが立川市役所でリフレクションラウンドテーブル(RRT)を展開するようになって今年は4年目でした。
今年から自走式となり、最終セッションは秋に終えたのですが、私は時々伺って皆さんの様子を拝見させていただきました。
4年目ともなると、組織の中でRRTの認知度が高まっており、キックオフから受け入れ態勢ができていると感じます。
また卒業生の皆さんが前向きにファシリテーションに取り組んでくださり、こちらが学ばせてもらうことも多かったです。
ある卒業生の方がこんなことを言っていました。
「昨年の自分のテキストを見返してみると、今の自分が成長していると感じられました。
テストの点数のように定量的なものではありませんが、ファシリテーションをするとまた見えてくるものがあります」
その方は、職場での実践の中で「目の前の人の成長を促すために、どんな言葉掛けがいいのか考えるようになりました。マネハプが降ってくるんです」
とも言っていました。
マネハプとはマネジメントハプニングスの通称で、RRTでは冒頭に必ず行うものです。
一週間に起こった仕事での出来事から、自分の感情が最も動いたことを話します。
なぜ感情が動いたのかと内省し、人に話すことで気付きを得て、また質問を受けることで新たな発見をも得るというものです。
マネハプを習慣化すると、自分の感情の動きに気付きやすくなります。
さらに「なぜこのような感情になったのだろう?」と立ち止まって深堀りするように。
そこで見えてくるものは、表層的な感情とは違い、実は別のところに引っ掛かりがあったりするもの。
それがわかると、周りの人への言葉掛けに反映されるようになります。
ジェイフィールではこのマネハプに特化した『マネジメントハプニングス® ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇』を実施しています。
マネハプのやり方を体感値として知れると同時に、ファシリテーションを学べる講座です。
以前の参加者にやはり立川市のRRT卒業生がいらっしゃいました。
その方に「RRTに思いがありますか?」と質問したことがあります。
すると
「生きるうえで強いツールをいただいたと思っています。
自分に深く入りすぎて辛くなることもあるけれど、それを乗り越えたら、今度はそういう人を支えられる。
自分がよくなって、組織がよくなるなんて、いいことだらけじゃないかと思って」
と答えてくれました。
その方が当講座に参加した時の感想がこちらです。
「ファシリテーションは自分自身との対話。自分自身への理解がまずは重要であることに改めて気付きました」
この方は卒業生として、立川市のRRTに積極的に参加してくれています。
ファシリテーターとして、1人の人として、深くあたたかく、みんなを見つめている姿が素敵なのです。
当講座の講師はジェイフィール創業当時からRRTのファシリテーションをしている小森谷浩志です。
小森谷が担当する『リフレクションラウンドテーブル® ファシリテーター養成講座◇◇ ベーシックコース◇◇』は2月で39期を迎え、卒業生も増えてきました。
いきなりベーシックコースを受講するのはハードルが高いという方も、マネハプファシリテーター養成講座でしたら入りやすいかと思います。
ぜひ、ご参加ください。
★立川市のRRTの様子を動画で見ることができます。
★マネハプについて知りたい方にはこちらの本もあります。
『週イチ・30分の習慣でよみがえる職場』(2017/11/7 日本経済新聞出版社 重光直之/片岡裕司/小森谷浩志 共著)
【目次】
1)マネジメントハプニングス®
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
リフレクションラウンドテーブル®
ファシリテーター養成講座 ◇◇ ベーシックコース◇◇
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3Managing Around the World:
RoundTables for Experienced Managers
4)What's NEW!!
5)編集後記
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1)マネジメントハプニングス®
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
当講座では、マネハプを社内で進めていくために必要な知識と、その実践を体感して学んでいただけます。マネハプはとてもシンプルなセッションですが、本質的な「内省」と「対話」ができるようになるための効果的なファシリテーションのやり方があります。ファシリテーターとしてのあり方や、何を大事にすべきかを学ぶことで、セッションの質が高まり、マネハプが組織に及ぼす影響力も変わるはずです。ここで学んだことは、マネハプに限らず、リーダーシップを発揮する様々な場面で有効となるでしょう。
1Dayコースでは、プログラムの背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置や理論のポイントを理解し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役立つ内容になっております。
また、マネハプを社内に拡げていくことで、職場での心理的安全性を高めることが期待できます。
(*1)リフレクションラウンドテーブル®の詳しいご紹介はこちらです。
●大事なことは「自分らしい」ファシリテーション●
この講座のキーワードは、「自然体(good nature)」です。皆が等しく同じタイプを目指すのではなく、自分が本来持っている、自然とにじみ出る「自分らしさ」を引き出し、磨いていくことを大切にしています。講座は経験から学び、対話で深める形式で進めます。是非、深く、楽しいファシリテーションの道を共に探求しましょう。
【参加費】¥80,000(消費税別)*昼食がついています
【日時】2020年1月22日(水) 9:30~17:30(開場9:15)
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】
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2)リフレクションラウンドテーブル®
ファシリテーター養成講座 ◇◇ ベーシックコース◇◇
マネジメント能力開発の新基軸であるリフレクションラウンドテーブル®(以下RRT)の考え方と、背景にある理論を理解し、セッションを運営できる人を養成、認定するプログラムです。
ミドルマネジャーが、毎週集まって、お互いの経験を持ち寄り、共感し合う仲間になっていく。そこに世界中の学者の知恵が結集したテキストをもとに、新しい視点が組み込まれていく。セッションを通じて、参加者が自信を持って日々のマネジメントと対峙し、さらに大きな動きの中心になる。
RRTは自ら学び、行動するマネジャーづくりのための実践プログラムです。
当ベーシックコースでは、人と組織の変容プログラム、
RRTの骨格となる「内省と対話」について深め、セッション運営のためのファシリテーションのスキルとマインドを学んでいきます。RRTの骨格である、5つのマインドセット、ベースにある理論、具体的運営方法について学び、5つのマインドセットの内、代表的テーマについて、セッションを体験頂きます。
また背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置と理論のポイントを概観し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役に立つ内容になっております。
【参加費】¥150,000(消費税別)
【日時】2020年2月18日(火) 10:00~18:30/2020年2月19日(水) 9:30~17:30
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/2018_1.html
※連続2日間コース(2日間受講できる方が対象となります)
※ベーシックコース修了者はスタンダードコースの受講資格を得ることができます。
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3)Managing Around the World:
RoundTables for Experienced Managers
これからのリーダーには、自分の枠(フレーム)を越えた体験を通して、内省と対話を繰り返し、自らが変化し続けながら、他者と繋がる「自己変容型の知性」が求められます。
そのために必要なことは、「自分の思考の枠を越えた外の世界の体験」、「枠の外の世界から自分を見つめ直す立脚点の転換」、「異なる背景のリーダー同士での対話」を通して、リフレーミングすることです。
ROUND TABLEプログラムでは、様々なバックグラウンドを持った多業種、他社のリーダーと共に、外の世界へ踏み出す体験を行い、その気づきをベースに、自身が持ってきたフレーム(思考の枠)を越えていきます。また、多くの体感ワークや感性ワーク、即興ワークを通して、リフレーミングを続け、これまでのマネジメントを振り返り、問い直し、新しいリーダーとして、自分の組織、自分自身の未来ビジョンを語ります。
クロスカルチャーな環境でどのようにマネジメントするのか、多様性を活かしてどうインクルーシブなチームをつくるのか、VUCA時代xミレニアル世代xソサエティ50社会において、どうワクワクするリーダーシップを発揮するのか、皆さまと一緒に考えていきます。
今回、初の日本語版での実施になります。詳細情報に関しては、弊社コンサルタント、または、以下までお問合せください。
セミナー運営事務局:e-mail: seminar@j-feel.jp tel: 03-5468-8655
【対象】マネジメント職の方(管理職、及び経営役員の方)
【参加費】40万円 / お一人(管理職及び経営役員の方)
【言語】日本語(英語の場合、逐次通訳が入ります)
【日時】5日間コース:2020年6月22日(月)~6月26日(金)
【5日間の流れ】
1日目:他者と自分
2日目:外の世界と自分
3日目:未来の社会と自分
4日目:自分(アイデンティティ)と自分(オーセンティシティ)
5日目:未来ビジョンを語る
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース ※その他、フィールドワーク(2日目)~郊外宿泊(3~5日目)を予定しております
【詳細・お申込み】
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4)What's NEW!!
12月3日 立川市でのリフレクションラウンドテーブルの様子を映像で紹介しています
12月17日 セミナーを開催いたしました!
人生100年時代の組織作りを考える
~ 事例紹介 「働きやすく生産性の高い企業・職場」への改革
~西部ガス株式会社の取り組み ~
12月17日 障害者雇用に力を入れている生花店ローランズさん。取り組みが小池都知事から発表されました
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5)編集後記
日本は読解力が低いというニュースが話題になりました。
PISA(世界の15歳を対象に3年ごとに3分野の力を調べる学習到達度調査)で読解力の平均点が前年より落ち、順位も8位から15位に下がったという話です。
ここで言う読解力とは、複数のネット上の情報を読み比べたり、事実か意見かを見定めたりする能力のことで、自分ならどうするか根拠を示して説明する記述式の問題もあったようです。
スティーブ・ジョブズ氏は自分の子どもにはiPadに触れさせなかったとか。
ビル・ゲイツ氏も14歳になるまで携帯を禁じ、マーク・ザッカーバーグ氏も子どもへの誕生日メッセージで「外で遊び、子どもであることの素晴らしさを味わってほしい」と述べたと言います。
私が子どもの頃にはスマホどころかインターネットも普及していませんでした。
わからないことは辞書で調べ、ページを開くと探していた言葉とは違う言葉に出会うことが度々ありました。
今ではPCを開くと「あなたが探しているものはこれでは?」「こちらもどう?」といった具合に情報が飛び込んできます。
しかし、それらは私が検索したことに結びついていて、結びつきがないものは出てこないのです。
自分が検索するものは、自分の中にあるものでしかない。
子どもの頃にITが発達していなかったことは、今となっては幸運だったと思います。
ITの中に浸かるのではなく、ITを活用することができる。
その力は子どもの頃に本を読み、辞書を引き、自然の中で遊んだ経験がベースになっていると私は感じています。
今回の調査で明らかになったのは、日本の15歳は大量の情報から必要なものを選び出したり、情報を疑ってみたり、自分の考えを表現する力が足りないということ。
朝日新聞では『授業でデジタル機器を使う時間が少なく、チャットやゲームでは遊んでも、学習に利用する時間が少ない』と述べています。
だからもっと、学習にITを取り入れるべきではないかと。
問題の根本はそこでしょうか。
もちろん問題はひとつではなく、そもそもの教育システムだとか、日本が持つ文化的な背景だとか、色々とあると思います。
正解はわからないし、正解なんてそもそもないのでしょう。
辞書を引き、自然の中で遊んだ経験がベースとなりITの活用に生きているというのも、私個人の考えです。
しかし、ITの最先端にいて、生みの親でもある人たちが自分の子どもには使わせなかったということについて、今一度考えてみる価値はあるのではないでしょうか。
ザッカーバーグ氏が子どもに送った言葉「子どもであることの素晴らしさ」とは何か。
生物学者の福岡 伸一氏はこんなことを言っていました。
「生物の中で、生まれてから13~14年くらい生殖活動から離れているのは人間だけです。子ども時代がこんなに長いのは人間特有なのです。その長い子ども時代に、その人のベースが作られるのです」
人生100年時代の最初の10数年。
少しくらい遅れたっていい。
周りと同じでなくたっていい。
大事なことは何だろう。
子どもたちにどんな"子ども時代"があったらいいだろう。
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