ジェイフィールのメールマガジン 感情ルネサンス
~仕事が面白い 職場が楽しい 会社が好きだ~
★☆イベントを振り返って、今改めて「感情」に目を向けたい★☆
平素よりメールマガジンをご覧いただき、
誠にありがとうございます。
ジェイフィールの山田です。
5月29日に「人、組織、社会の関係を根本から問い直す」のイベントを開催いたしました。
たくさんの方にご来場いただき、ジェイフィール一同感謝しております。
ありがとうございました。
イベントで私たちが問いかけたことは「今のままで本当にいいのか」ということです。
そこには様々な問い直しがあります。
自分の働き方や生き方、企業のあり方、今まで常識としてきた慣習、環境問題を始めとした社会課題の数々。
そういった様々な問題について「今のままで本当にいいのか」という問い直しです。
ヘンリー・ミンツバーグ教授、野中郁次郎先生、伊丹敬之先生による鼎談では、これまでの日本企業の経営を振り返り、
そこから見えてくる未来や、人と人がつながるコミュニティシップ、またコミュニティシップを築いていくリーダーシップにおいて、日本が生かせる強みなどのお話がありました。
事例紹介では、すでに問い直しを実行に移している3つの取り組みを紹介しました。
企業と行政、またNPOなどの多元セクターが協力し合い、渋谷という街でオープンイノベーションを起こそうとしている「渋谷をつなげる30人」では、渋谷区の澤田副区長と、この活動を主催している株式会社フューチャーセッションズの代表、野村恭彦様にセクターを超えて取り組むことの意義や実際の取り組みについてお話いただきました。
また株式会社アミューズからは大里洋吉会長と、アーティストのマネジメントを担当する山本尚子様、中出綾香様より、27年間におよぶAct Against AIDS(AAA)の取り組みをご紹介いただきました。
AAAコンサートを通してエイズへの理解や関心を訴え、ルーマニアの孤児支援をしてきたことを紹介し、これからはエイズだけでなくAct Against Anything(AAA)としてさらに社会課題へ取り組んでいくと力強く語られました。
株式会社サイゼリヤは取締役であり、人事部長である松谷秀治様が、創業当時から社会課題への問題意識をもって活動してきた企業であるというお話から、
「ビジネスは社会貢献のためにやるんだ。社会とは人々の暮らしのことだ。」と言い続け、あの低価格がどのような意図で設定されているのかについてもお話いただきました。
現在リフレクションラウンドテーブルを導入し、トップダウンではなくボトムアップからもリーダーシップが生まれることを目指しているとご紹介くださいました。
こういった事例を踏まえて、これから自分たちができることは何かと考えるワークショップも行いました。
グループに分かれて対話し、そこで出てきた言葉をポストイットに書き出してホワイトボードに貼り、ミンツバーグ教授やジェイフィールの重光がいくつかピックアップして共有をしました。
「今日を変革の第一歩にしよう」「SDGsで行動していく」「もったいないを共有していく」「子どもを連れてボランティアに参加してみる」など、ここでは紹介しきれないほどたくさんの言葉が出てきました。
このイベントをきっかけに、こういった問いを持ってくれたとしたら、これほど嬉しいことはありません。
イベント終了後、皆さんが書いてくれたアンケートを読みました。
「あなたは今、何を問い直したいと思っていますか」という質問に、たくさんの回答を頂きました。
・次世代に何を残せるのか
・つながりを問い直したい。自分にできることがもっとある気がした。
・本当に何がしたいのか。新しい自分はいないか。
・組織の枠に捉われすぎていないか?
・幸福のあり方、かたちを問い直したい。
このような本質的な問いを多くの方が持ち帰ってくれたのかと感動しました。
そして後日、ジェイフィールにとっての問い直しは何なのかと振り返ってみました。
ジェイフィールは12年前、「仕事が面白い、職場が楽しい、会社が好きだ」と本気で言える人を1人でも増やしたいという思いで立ち上がりました。
一人一人の感情がよくなれば、組織全体に良い感情の連鎖が生まれ、社会全体がよくなっていくということを目指してやってきました。
当時は「仕事に感情は持ち込まない」と言われていた頃で、このような考え方はマイノリティだったように思います。
それが今、「自分らしく働こう。自分らしく生きよう。」というテーマが世の中のど真ん中になりました。
変化の激しい時代だからこそ、今改めて「感情」に目を向けたいと思います。
それは人間の強みであり、人間らしさであり、AIとの違いだろうと思うのです。
時々、こんな声を耳にします。
「ジェイフィールの人たちって、"生きてる!"って感じがする」と。
そこを大事にしていきたいと改めて思いました。
イベント報告は数回に分けて「ご機嫌な職場日記」にアップします。
今回は第一回として、鼎談についての報告をまとめました。
ぜひ、ご覧ください。
https://preview.j-feel.jp/blog/article/gokigen-na-syokuba/2019/06/19/post_123.html
【これからのセミナーについてお知らせ】
夏以降、新しいセミナーが目白押しの予定です。
「働きたい職場改革」や「経営者も社員もイキイキする組織」といったテーマから、
「マインドフルネスの奥にあるもの」「サステナブル」といった組織の枠を超えたテーマまで、いろいろな観点から考えています。
随時お知らせいたしますので、お楽しみに!
【目次】
1)【開催間近!】マネジメントハプニングス
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
2)リフレクションラウンドテーブル
ファシリテーター養成講座
◇◇ベーシックコース◇◇
3)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
4)ワールド・ラウンドテーブル・プログラム@ケニアを語るイベント
5)編集後記
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1)【開催間近!】マネジメントハプニングス
ファシリテーター基礎講座◇1dayコース◇
~ 「内省」と「対話」におけるファシリテーターの基礎を学びたい方へ!~
●マネジメントハプニングス 1Dayコースとは(通称:マネハプ)●
当講座では、マネハプを社内で進めていくために必要な知識と、その実践を体感して学んでいただけます。
マネハプはとてもシンプルなセッションですが、本質的な「内省」と「対話」ができるようになるための効果的なファシリテーションのやり方があります。
ファシリテーターとしてのあり方や、何を大事にすべきかを学ぶことで、セッションの質が高まり、マネハプが組織に及ぼす影響力も変わるはずです。
ここで学んだことは、マネハプに限らず、リーダーシップを発揮する様々な場面で有効となるでしょう。
1Dayコースでは、プログラムの背景にあるマネジメントの権威ミンツバーグ教授の立ち位置や理論のポイントを理解し、組織開発を進める社内ファシリテーターに広く役立つ内容になっております。
また、マネハプを社内に拡げていくことで、職場での心理的安全性を高めることが期待できます。
●大事なことは「自分らしい」ファシリテーション●
この講座のキーワードは、「自然体(good nature)」です。皆が等しく同じタイプを目指すのではなく、自分が本来持っている、自然とにじみ出る「自分らしさ」を引き出し、磨いていくことを大切にしています。
講座は経験から学び、対話で深める形式で進めます。
是非、深く、楽しいファシリテーションの道を共に探求しましょう。
【日時】
2019年6月26日(水) 9:30~17:30(開場9:15)
2019年10月10日(木) 9:30~17:30(開場9:15)
2020年1月22日(水) 9:30~17:30(開場9:15)
【参加費】¥80,000(消費税別)*昼食がついています
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/_start2018_1day_1.html
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2)リフレクションラウンドテーブル ファシリテーター養成講座
◇◇ ベーシックコース◇◇
マネジメント能力開発の新基軸であるリフレクションラウンドテーブル(以下RRT)の考え方と、背景にある理論を理解し、セッションを運営できる人を養成、認定するプログラムです。
ミドルマネジャーが、毎週集まって、お互いの経験を持ち寄り、共感し合う仲間になっていく。
そこに世界中の学者の知恵が結集したテキストをもとに、新しい視点が組み込まれていく。
セッションを通じて、参加者が自信を持って日々のマネジメントと対峙し、さらに大きな動きの中心になる。
RRTは自ら学び、行動するマネジャーづくりのための実践プログラムです。
【日時】
36期 2019年7月23日(火) 10:00~18:30(開場 9:45)/2019年7月24日(水) 9:30~17:30
※2日間のプログラムとなります
9月、11月、2月にも開催がございます。詳細はHPをご覧ください。
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/2018_1.html
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3)ヘンリー・ミンツバーグが生んだプログラム
リフレクションラウンドテーブル体験会
リフレクションラウンドテーブルでは、 自分のマネジメントに真摯に向き会うと共に、参加者同士の関係を深めていきます。 この2つが、マネジャーの力になり、マネジャーと組織の自主的な変容を促して行きます。
2007年からスタート、ここまで、約50社1500名のマネジャーが参加してきました。
12名のマネジャーが、週に1回集まり、75分間、内省と対話を30回繰り返して行きます。
内省を習慣化することによって、理論と実践を結びつけることが可能になり、マネジャーの行動を変えていきます。
また、マネジャー同士が互いにアドバイスを重ねていくことでコミュニティが形成され、組織変革の起点を築いていきます。
◆◇リフレクションラウンドテーブルの特徴◆◇
1.ヘンリー・ミンツバーグ教授の開発プログラムです
2.継続的なワークショップで、リフレクションを習慣化します
3.世界中の経営学者の最新コンテンツが提供されます
4.共感の連鎖が生まれます
5.変革行動が引き出されます
**************プログラム受講者の声**************
教えられる場ではなく、勇気がわいてくる場だった
自分の経験から学ぶことを知った。
傾聴し観察し感じる力をつけたいと思った
リフレクションとは俯瞰的な目で自分を見ることだった
【日時】
2019年8月7日 水 14:00~16:30
2019年11月12日(火 14:00~16:30
3月にも開催がございます。詳細はHPをご覧ください。
【会場】弊社オフィス コミュニティスペース
【詳細・お申込み】https://www.j-feel.jp/seminar/detail/post_114.html
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4)【ワールド・ラウンドテーブル・プログラム@ケニアを語るイベント】
日時:2019年8月29日(木) 18:30~20:30(※懇親会あり)
テーマ:「世界におけるユース(若手)リーダーシップ・プログラムの最前線」
~ケニア・ナイロビにおける5日間プログラムの概要と要旨~
ゲストスピーカー:ミリアム・ゴズリング氏(Pelumbra Ltd)、稲川雅也氏(All About Africa)
場所:株式会社ジェイフィール コミュニティ・スペース
これからの時代、若手世代に求められる真のリーダーシップとは?
幹部向け世界ラウンドテーブルのコンテンツを、初めてユース(若手)向けにアレンジした最新プログラムをご紹介します。
主な対象者:企業人事人材開発担当者、社会起業家、アフリカでの事業や活動にご関心のある方、大学生、NPOメンバー
※英語のみでの開催です
お申込み方法は追ってお知らせいたします。
お問い合せはこちら:seminar@j-feel.jp
※ケニア・ナイロビ・プログラムは、9/22-26の5日間で開催されます。
参加にご関心のある方~事前情報をお知りになりたい方は、上記アドレスまでお問い合わせください。
チラシはこちら
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5)編集後記
先のイベントで野中先生が「現象学」と言っていました。
現象学というのはその名の通り、今そこにある世界は存在するということをまずもって認めるものです。
自分の目の前に見えている物体・世界は存在していて、これ自体は疑いえないのだと。
フッサールの現象学では「あると思ったもの(直観したもの)はある。それは間違いない。」としたうえで、この確信がなぜ成立するのかを紐解きました。
コップがあると思ったら、あるのは間違いない。
けれども、自分が思っているだけではその存在を証明することにはならない。
これを誰かに説明しようとするとき、私たちは言語化します。
目の前に見えているもの、あるいは"こと"を「テーブルの上に透明なガラスのコップがある」というように言葉にします。
知覚されたものが何で、どのようなものかと、言語化したものが本質と言われます。
つまり、直観によって与えられたものを与えられたままに受け取ったものが本質というわけです。
もうひとつ、存在を証明するものとして他者との関係性があります。
自分があると思っているものを、他の人もあると思っているとわかったとき、そのものの存在が現実味を帯びてきます。
このように、言語化して他者と対話する意味が現象学から見えてきます。
個人が持つ知識の共有、経験の共有は大事だとミンツバーグ教授も言っていて、それがまさにリフレクションラウンドテーブルなわけですが、
本当にそうだと思います。
私は直感(直観とは違う)や感覚が大好きで、「いいと思ったんだからいい」という自分の感覚を割と信じています。
それで言うと、このイベントはやってよかったと感覚的に思いました。
深い振り返りはこれから時間をかけてやっていきますが、まずはそう感じているのです。
なぜなら、メンバーが必死になって準備や運営をしていた時の顔がよかったし、鼎談では面白い話が聞けたし、
ワークショップでは皆さんがたくさんの言葉を出してくれたし、ミンツバーグ教授も楽しんでいたし...
これらは表層的な現象ですが、まずもってそれは本当にそうだったと思うのです。
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